1月に入り、新しい1年がスタートしました。今年はちょっと新しいことにチャレンジ…ということで、1月からスタートした新しい投資の制度をご紹介したいと思います。
2024年1月。以前記事でご紹介したNISA制度が、大幅に内容が変更されました!

「新NISA」と呼ばれ、投資の話題にたびたび登場するこの制度。
果たして何が“新”なのか?、そんな新しくなった新NISAをどう活用していくのがいいのかをお話ししていきます。

NISAは本来かかる約20%の税金が免除になるお得な制度

「投資をするならNISA制度!」といったように、さまざまなところで推されているNISA制度。なぜみんな口をそろえてNISA制度を勧めるのかというと、本来投資をすると利益に対してかかる税金がかからないからです。
普通に投資をして利益がでると、その利益には約20%の税金がかかります。1万円の利益がでたとしたら、約2千円分。でもNISA制度であれば、この約20%の税金がかからず、利益をそのまま受け取ることができます。
20%引かれずに済む、お得な制度というわけです。

新NISA、株式投資もNISAの制度を活用できるように!

今までは「一般NISA」「つみたてNISA」と2つの制度でわかれていたので。「つみたてNISA」をしていた人が株式投資をしたい!と思ったら、課税される普通の口座で購入するしかありませんでした。
ですが新NISAからは「一般NISA」「つみたてNISA」が一つの制度に!旧つみたてNISAの制度を続けつつ、株式やほかの投資商品もNISAの制度を活用して投資をすることができます。
また、今までは一般NISAが5年、つみたてNISAが20年と非課税の期間に期限がありましたが、それが無期限に!いろいろなNISA制度を使って、投資商品を人生の長い期間で持つことができるようになりました。

新NISA、初心者はまず「つみたて投資枠」から始めよう

活用方法はいたってシンプルです。まずはとにかくつみたて投資枠を使って、少額のつみたてから始めること!
つみたて投資枠の商品は、「長期・積立・分散に適した投資信託」という商品に限定されていて、莫大な量の投資商品から選ばなくて済みます。
また、普通に生活しているとなかなか毎日投資と向き合う時間なんてないという人がほとんどなはず。つみたて投資枠は毎月決まった日にちに決まった金額の投資信託を購入していく仕組みなので、毎回タイミングを見計らって買うということをしなくていいですし、長期投資が基本。
長期投資というのは何年間も同じ商品を持ち続けて運用する商品なので、日々の生活では基本放置でOKなのです。たまに今金額がどうなっているか状況をチェックして、お金が必要になったときに売却するという感じ。毎月定額で貯金している感覚に近いと思います。

慣れてきたら「成長投資枠」で株式購入に挑戦してみよう!

つみたて投資枠での積立投資を基本として、慣れてきたり興味が出てきたら、成長投資枠で株式を買うのもOK!株式は安いときに買って高いときに売って利益を出す方法でも投資できますし、長く持ち続けて配当金をもらったり、お金以外で商品やチケットなど株主優待をもらうこともできます。
昇給したり、臨時収入があったり、投資に使えるお金自体も日々変化するはず。その変化に合わせて、人生の好きなタイミングでNISA制度を活用して投資をしていきましょう。

やはり20%分の税金がかからないというのは、とってもありがたいところ。
あくまで投資なので元手よりもマイナスになってしまうという可能性ももちろんありますが、どうせ投資するなら少しでもお得なNISA制度を活用するのがおすすめです。
投資をしてみたい!という方はぜひ使い勝手のよくなった新NISAを機に、少ない金額からでも投資をはじめてみてはいかがでしょうか。