私の視界を広げたものは本と旅行です。私は小学校のころから読書が好きで、休み時間によく本を借り、家に帰っても本を読んでいました。本は自分の知らないことを教えてくれる刺激的なもので、私をよく感動させてくれました。

家に帰って本を読んでいるといつの間にか時間が過ぎていき、寝る前まで本を読んでいるのでよく母親に叱られていました。また目が近すぎるといわれ注意されていました。

そんな母も小さいころよく本を読んでいたらしく母の愛読書は「赤毛のアン」だったそうです。母は赤毛のアンが大好きで夢見がちで明るく生きていくアンがうらやましかったと言います。そんな周囲に愛される人間になるために日々努力してきたと母は言っていました。

そして母はそんなアンにあこがれてカナダに行きたいと思い自分で働き、大学生の時にカナダに旅行に行っていました。それからというもの母は旅行が大好きになり、私が生まれてからもたくさんの場所に行き、いろんな景色を見せてくれました。本を読むことで人が与える影響は大きいのだと思いました。

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私も、そんな母に影響されて旅行が大好きになりました。思い出に残っているのはイギリスに行った際ストライキが起こっていて、電車に乗ることができない状態になり、その日のスケジュールが変わってしまったのですが、ストライキは日本ではあまり見かけないものだったためその時に初めてストライキのことを知りました。

日本人はストライキなど起こすことは少なく、自己主張もしないですが、地元の人々は嫌なことがあったら声に出して行動し、率直に伝えるという国民性を身をもって実感することができたのです。

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ところで家族でも友達でも旅行に行ったらとても楽しいですが、今まで一人で旅行することはなかったので、去年の夏休みに一人で島根の出雲と姫路に旅行に行くことにしました。

私は一人で行動することは高校生の時は考えられないくらい苦手でしたが、大学生になって上京してから一人行動をよくするようになり、だれも一人でいる人のことを気にしていないのではないかと思うようになり、心が軽くなりました。

出雲にした理由は私の好きな本である木谷恭介さんの「出雲いにしえの殺人」の舞台だったからです。また姫路は姫路城を生で見たいという心意気から選びました。

姫路では姫路城がみえるホテルをとり、実際に姫路城の中にも入りました。夏だったので城の最上階に着いた時には汗だくでしたが、歴史を目で見て感じることができました。念願の出雲では出雲大社に行き、出雲そばを食べ、温泉に入り出雲を満喫しました。

実際出雲も、姫路も私と同じような女性の一人旅のお客さんは結構見かけました。上京してきた当初は一人でご飯を食べることなんてできないと思っていましたが、東京にはいろんな人がいて、みんな恥ずかしがらず一人でご飯を食べている人もいたためそれが当たり前で何も恥ずかしくないことなのだと気づかされました。

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私の視界をまず最初に広げてくれるのは本で、そこでいろんなことを教えてくれて私に興味を持たせてくれます。その次に旅行で実際に体験やその土地を訪れることで発見をし、自分の経験となり糧となっていくのです。まだまだ私の視界は広がっていくと思うのでめいっぱい広げ自分が楽しい人生にしていきたいと思います。