年々、地球温暖化の影響などで夏の気温は上昇している。去年も、確か猛暑だったと思う。「確か」というのも、夏が過ぎて寒すぎる冬を過ごすと、夏がどんな暑さだったかや夏をどのように過ごしてたかを忘れてしまう。

そもそも、最近の日本は四季というより、個人的には2つくらいの季節しか感じられない気がする。
わたしは夏生まれだが、夏は暑すぎて好きではない。日傘を差しても極度の汗っかきで、家から最寄り駅までの道のりを歩くだけで、汗だくである。

普段はハーフアップや巻き髪でダウンヘアをすることが多いが、夏はポニーテールしかできなさそうで残念でならない。首に髪の毛が触れるだけで、暑くて耐えられないのである。

また、日焼けするのも嫌なので、海や花火大会、ひまわり畑に行きたいとは思わない。虫が増えたり、蚊に刺されたりするのも、夏の嫌なところである。

◎          ◎ 

そんな、夏に対して消極的なイメージを持っているわたしだが、今までの夏と今年の夏では、大きく異なることがひとつある。彼氏がいる、ということだ。
今までのデートでは色んな公園を散歩したり、ご飯屋さんやカフェに行くことが多かった。もちろん、ご飯屋さんやカフェはお店の外で並ぶこと多々あった。

暑い夏に備えて、今のうちにアクティビティ系や色んな公園に行っておこうと考えている。逆に真夏には、水族館や美術館などの屋内の涼しいスポットでデートがしたい。

夏といえば、かき氷がすぐに思い浮かんだが、真夏の暑い時期に外で長時間並んで、クーラーの効いた店内で冷たいかき氷を食べる、というのはなかなか身体に堪えるものである。数年前はエスプーマのかき氷が流行っていたが、「ピンス」という韓国のかき氷や「焼き氷」を、真夏になる前に食べに行きたいね、と彼氏と計画している。

また、夏には友人と旅行を計画しているが、真っ先に候補に挙がるのは、避暑地である。昨年、7月終わりに北海道に友人と旅行に行ったら想像の数倍暑くて、熱中症になりかけた。北海道出身の方によると、北海道でさえも5月までしか涼しくないらしい。
なかなか友人3人の予定を2泊3日くらい合わせるのは難しいため、結局、日帰りでお出かけに行くことになった。わたしは彼氏となかなか行きづらい、アフタヌーンティーを提案した。あとは最近美術館にハマっているため、行ったことのない美術館にも行ってみたい。

◎          ◎ 

これらのやりたいことのお供として、今年やっと小型のハンディーファンを買ったのである。
音の静かさや涼しさ、重さ、バッテリーの持続時間、充電時間の速さなどを比較しながら、やっとのことで購入することができた。小さくてコンパクトなものであれば、ここまで価格が低いのだと驚いた。もっと早く買っておけばよかったかもしれない…と後悔してしまったので、これからはたくさん使っていきたい。
日本の暑い夏を快適に過ごすためには、ハンディーファンはなくてはならない存在であると、改めて認識させられた今日この頃である。