私はマッチングアプリを使ったことがない。
自分の周りの話を聞くと、大体使ったことがあるそうだ。
大学の友達のうち3人はマッチングアプリで出会った人と結婚した。
みんな3年前まで知らなかった人と結婚したけれども幸せそうだ。
なぜ単なる出会い目的だけでなく、交際や結婚まで繋がる実例が周りにたくさんいるのに、私がマッチングアプリを使っていないかと言うと、マッチングアプリでの出会いを怖いと思ってしまうのだ。
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バーチャルの出会いを信用できない自分に問題があると思っている。
例えば交際に進んで、自分はアプリを消したのに相手が消してくれないと、まだ私以外とも出会おうとしているのだと考えてしまう。
個人情報が漏れてしまうことも怖い。友達はうまくいったが、少し前まで初対面だった人と家族になれるのか不安である。他にも、自分の理想ピッタリの人がいても、全く相手にされなかったり、サクラだったりして、気疲れしてしまう未来が見えている。
SNSを見ていても、マッチングアプリから交際または結婚に至った人の話がたくさん出てくる。
もちろんうまく行った人の話だけでなく、デートをすっぽかされた話や傷つけられた話が目に付く。そういった経験を引用して、マッチングアプリを悪く言う人の意見に、マッチングアプリをやってなくてもいいのだと安心してしまう。
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マッチングアプリの良いところはたくさん知っている。
まず、マッチングアプリは自分の理想を詰め込んだ人を探すことができる。
趣味や年収、住んでいるところ、身長、容姿、服装。全部自分の好みの人に声をかけることができる。向こうが応じてくれるかは置いておいて 、自分の憧れの人には好意の気持ちを送ることができる。
これは現実では難しく、自分ができていないことだ。
また、自分の生活範囲にいる人とは全く違うバックグラウンドを持った人と、手軽に会うことができるのはマッチングアプリの良いところだ。
社会人になると基本的に会社か、これまでの友達を通しての出会いばかりになる。遠く離れた全く違う職種の人といきなり繋がることができて、意気投合できる可能性を秘めているのはロマンがある。
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独身時代にマッチングアプリがなかったという上司は、自分が今若かったらやってみたかったと言っていた。使える環境にある私は使うべきだと思う。
果たして心理的安全が完全に保証されている状態になると私は使うのか。
もう少ししてから始めるにも、いい年してマッチングアプリで結婚相手を探そうとしていると、後ろ指を刺されることも恐怖であるのだ。
かと言って、リアルで人と出会えるかと言うとなかなかに難しくやはりマッチングアプリに頼らなければいけないのだろうか。
何事も始めるのは早いほうがいい。それはマッチングアプリでも同じだと思う。
しかし私はまだ踏み切れない。使い始めない言い訳ばかり考えてしまう。
マッチングアプリが怖いと思うなら、バーチャルに頼らずに自力でがんばるべきなのだ。
ということで、もう少しリアルでがんばりたいので、もう少しだけ先延ばしさせてください!