エッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」に2024年8月1日~31日に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します。

①マッチングアプリで出会い、すんなり上手くいくかと思いきやあっさり終了した彼(たんこ)

あらすじ)相手との会話を楽しめていたし、帰り際にはじゃあ次は再来週くらいにまた会いましょう、という約束まで取り付けていたのです。私はその時点で、逆に最初からこんなに上手くいっちゃっていいの!?と乱舞せんばかりの喜びを抱いていました。が、しかし、やはり人生というのは複雑で、中々一筋縄ではいかない物ですね。

②32歳になろうという今、箱入り娘であることにようやく気づいた(桃色ふりる)

あらすじ)200人をも超える同期が集められたこの大講堂の中で、誰よりも教育年数が長く、お金をかけて育てられたであろう私が、誰よりも生きる世界が狭かったことなど、まだ、その当時は誰も知る由がなかった。

③母校の卒業生の大半がなるという「文化的な一般人」は最高だった(田道間ハヤシ)

あらすじ)「あなた達のほとんどは、卒業後、文化的な一般人になります」大学の美術コースに入った私たちが、入学早々のオリエンテーションで教授から言われた言葉だ。「文化的な一般人」とは、美術への関心や理解が平均よりは高いものの、美術系の仕事に従事しているわけではない人のことを指す。何かしらの夢を持って入学したであろう学生に向かってなんてことを言うんだ、と思った。その反面、まあそうだろうな、とも。

④さみしさと性欲が混じり合った「ガギーン」を紛らわせるためマチアプに挑んだ私の気づき(馬須川馬子)

あらすじ)ホルモンバランスの波と精神的な波のとあるポイントがかぶった時、我を忘れて、誰でもいい、棒でもいいから突っ込んで欲しいという感情に襲われることがある。衝動の強さとは裏腹に、マッチングアプリでいいねをもらい、少しやりとりしただけで、それらの感情は紛らわせることができた。

⑤「人件費を削りやすい職」。行き着いた答えはあまりにやるせない。それでも私は勉強する(なつめの抹茶)

あらすじ)感謝されるための仕事ではない。頭では分かっている。でも、頼られたい、認められたい、私でも誰かの役に立つんだという実感が欲しい。そんな欲を持つのは悪いことだろうか。もう、“将来”と言えるほど遠くない未来なのに、私はまだ、夢を見ているのかもしれない。

2024年8月1日~31日に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。

さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!

躁うつ病になり、本が読めなくなった。私を救ったのは書くことだった

マッチングアプリは悪魔が潜んだもぐらたたき。仕組みが人をおかしくする

どうやら私はブサイクじゃないらしい。30歳目前で見慣れた自分の顔

妊活のためにピルをやめた。変化する体を通じて改めて知る卵子1つの重さ

「深海」にいるあなたに伝えたい。いつか絶対、よく頑張ったと思える日が来る

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