2年前にも眠れない夜の理由についてエッセイを書いた。 2年前は仕事が忙しく、褒められたことではないが業務時間外も仕事に充てていた。
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今ではありがたいことに 労働環境が変わり、サービス残業をすることはなくなった。
それとともに業務時間外に業務のことを考えることも減って、QOLは確実に上がった。
業務時間が減ると疲れなくなるので、うたた寝は確実に減った。
そして、うたた寝をしなくなったから、まとまった睡眠が取れて疲れにくくなったとも言える。
2年前は今日という1日を終わらせたくないがために、夜を使って自分の時間を充実させようと、眠れないというよりは眠らない夜を過ごしていた。
それだと自分がやりたいことをやるまで、夜更かしをしてしまうので、去年から2時までには寝ると決めた。
最初は2時という時間を意識して動けるようになったのだが、慣れてくると2時までなら夜更かしをしてもいいと考えるようになってしまった。
たとえ2時までにナイトルーティンが終わったとしても、2時まで遊んでしまうようになってしまったのだ。
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人間の成長ホルモンは22時から2時の間に出ると言われている。この時間に寝ていなくても健康に過ごせていたので問題ないと思っていたのだが、つい先日体調を崩してしまった。
長らく22時から2時の間に寝ていなかったことが直接の原因かは分からないが、一因にはなっていると思う。
睡眠時間の長さだけでなく、就寝時間にも気を配る必要があり、夜更かしはやはり良くなかったのだと反省した。
基本的に健康体の私は、風邪を引きながら働くという経験に乏しく、働けないほどの体調不良ではなかったので、しんどいと思いながらも働いてしまった。
サラリーマンにとって、自己管理は基本だというのに、それを怠った自分に自己嫌悪に陥り、かなり苦しい思いをした。
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体調不良から復活した私は、22時から2時の間には睡眠をすべきだと思い、夜やりたいことは朝に回すことにした。
2時ギリギリに寝ると、朝なかなかベッドから出られず、在宅勤務の場合は始業時間のギリギリにならないと起きられなかった。
そこで始めたのが、夜にやりたいと思ったことを紙に書いておき、机の上に置いておくことだ。
そして朝起きた時に、昨日やりたかったことは何かなと思い浮かべながら紙を見に行く。するとダラダラしている時間がもったいなく感じて、前日の夜にできなかったことを少しずつではあるが朝にできるようになった。
2年前の時点でこれを実行できたかと言うと 、それは決して無理で、ライフワークバランスを取れるようになった今だからこそ、できることだと思う。
2年前の私は朝早く起きられたら、早く仕事を開始していたに違いない。
早く仕事を始めたからといって、早く仕事が終わるわけではなかったので、自由時間を確保するという概念が抜け落ちていた。
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もし今後、ライフワークバランスが取れなくなった時も、夜にやりたいと思ったことを朝に回して早く寝るというこの習慣を身につけておけば早く寝て体力を温存し、清々しい気持ちで朝を迎えられるに違いない。