私はなんだかんだ色々疾患があるが、どうにか今まで生きてこれている。
29歳。30歳目前の所謂「ババアの仲間入り」。
ちなみに元夫は「中学を卒業したらみんなジジババだろ」と言っていた。割と屑な夫だったので4年一緒に生活したが耐え切れず、去年離婚した。
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そんな私の楽しみが、夜中にSNSで外国人と出会うこと。
日本人と話すのも楽しいけれど、しゃべり慣れない英語で、つたない発音で、必死に楽しめるのがまたいいのだ。
しかも、相手から発音修正までしてもらえる。こんなに有意義な会話があるだろうか。
初めて外国人相手と通話をしたときは、かなり緊張した。
だけど、それ以上に楽しかった。
何故かというと、その相手が私をリラックスさせようと飼っているペットをたくさんみせてくれたものだから、笑ってしまったのだ。
猫、犬、フェレット、鳥、他にもたくさん。しかも全員その人によく懐いていて、鳥は求愛行動までしていた。動物に大変愛されるアメリカ人は、とても優しく穏やかだった。
そのアメリカ人は、日本の漫画がとても好きらしく、それで日本語を少しずつ覚えていたらしい。私にどうにか日本語で話しかけてくるのだ。
たまに漢字の読み方を間違えているが、またそれが面白い。今度は私が彼の発音修正や、漢字の読み方を教えるのだ。
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2人して会話をしながら「ああ、うう~、難しい!」と笑う。きっとこれは、お互いの国の言葉が好きだからできることであり、また話したいと思えるからこそ通じるものがあるのだと私は思う。
実際、2回目の通話の時は初回よりさらに盛り上がった。
ちょっとした挨拶でも相手の流暢な発音が聞き取れず、私が「ワンモア!ワンモアプリーズ!」と笑う。相手もそれでゆっくり発音してから笑ってくれる。
私はそれを復唱し、発音のチェックをもらってからメモを取るようにしている。
次から忘れないように。そのアメリカ人ともっと話しやすくなるために。
そのアメリカ人も、私が話した言葉でわからないところを「もういっかい」と要求してくれる。私がゆっくり発音し、時にはチャットを使って発音を教えながら相手が理解するのを待つ。そうして彼が理解した時、私はとてもすっきりした喜びを感じるのだ。
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言葉は楽しい。通じ合わないこともあれば、時には武器になってしまうこともある。それでもやはり、使う言語が違っていても通じ合ってしまえばこちらのもの。
私は今でもそのアメリカ人と仲良くしていて、時々手紙を送りあったり、プレゼントを用意したりもしている。ちなみに彼からは、ポケモンカードのスターターキットが送られてきた。
外国のポケモンカードなので、当然、書いてあるのは英語。
私はその英語を読むだけでも一苦労で、首をかしげながらスマホを手に解読する。
ちなみに私はカードゲームをプレイしたことがない。そして、そのスターターキットを送ってくれた彼も実際にプレイしたことはないらしい。所謂コレクターである。
私もその英語のポケモンカードをコレクションに加えた。
そして、可愛く、また格好良く描かれたポケモンたちを見ながら英語を復習したりする。
カードの人気や希少性などは全くわからないけれど、お互いに楽しめて、こんなカードがあったよと自慢し合えるのなら良い。またそれも話題になる。
こんな感じで、日々私はアメリカやほかの国のSNSで繋がった友人たちと毎晩夜更かしをしながら交流し、毎日を楽しんでいる。