20代になり、一人暮らしを始めてから1年と半年が過ぎた。私は体感12時間で1日が終わり、下手すると14時間くらい寝てしまう時があるので大抵の毎日は私にとっては悔しいほどにあっという間なのだった。

だから私は今でも今年のお正月のことを懐かしい思い出ではなくつい最近の出来事として思い出している時がある。
恐らく良くも悪くも様々な意味を込めての充実している証拠なのは確かだろう。それは素直にやはり嬉しいことだと思う。

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そんな私が20代のうちにしたいこと、つまり20代のテーマは一択でそれはつまり自分の能力をどう活かしそれを金に変えていけるのか、ということだ。勿論このテーマを見て真っ先に頭に浮かんだことでもある。

勉学としての知識は人より少ないが生きていく上での生活力には少なくとも同年代よりかは飛び抜けていることに自信を持っている故なのか、一人暮らしをし、自分の人生を自分だけのものにすることが出来た故の余裕からなのか、今年に入って無意識にこの問題は私の脳内会議での常時テーマとして扱われている。

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お金のことだなんて、なんて夢のない。と言われたらはっきりとあなたと私とではどうやら相性が良くないみたいですね、おほほと言い返して茶でもすすりながらついでにちょっと高めのバウムクーヘンでも腹いせに食べてしまうところではあろうが、実際金の問題は生きて行く上ではとても大事なことだと思う。それは単にお金を得られれば良いという話ではなく、如何に自身が身につけている力をスマートに頭を使って生産性を生み出せるのかというところにフォーカスを当てたいのだ。

私の目標は俳優とモデル、そして小説家になることだ。俳優もモデルも本当につい最近目指し始めたばかりだし世界が世界なのでそんな簡単には当然考えてはいない。小説家も同じでなりたいと思うのはいい志だが、如何せん肝心の書きたいエッセイも小説も、日々の疲れを言い訳にし、未だに一文字すら書けていない状況だ。そんな私が言うのもちゃんちゃらおかしいのは承知の上で、しかし私には文才もあるし(当社比)絵も個性的で可愛いのが描けるし(当社比)服もインテリアもかなりセンスが良いし(当社比)顔はまぁ……ちょっと微妙だし演技もちんまりとずつしかレベルアップしていないかもしれないが、とにかく割と適用度が高いのだ(あくまで当社比)。

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コレは上手いこと活かして確実に金に換えていきたいと思うのは決して恥ずかしいことでは無いはずだ。
私は恐らく誰とも生涯を共にしない、つまり相方に稼いできてもらい私は家事一択という道は私の中ではほぼ確定で存在しない道だと思うので、そうなると余計にこの問題には今のうちから取り組み、この先何十年と歳を重ねるごとに未来の私に楽をさせたいのだ。

だって私は生きる気満々だし、歳をとっても仕事ばかりの人生というよりも極力歳を感じさせない生き方をして生きたいのだ。

だからこそこの呆気なく過ぎていく1日の中で少しでも早く自身が満足のいくお金の安定的な稼ぎ方をこの20代のうちに考え、地に足をつけていきたいと思う。