職場の同僚の結婚式にでた。

「ノンアルコールの、りんごカクテルで。あなたも、そんな烏龍茶ばかり飲んでないで、ノンアルのカクテルにしなよ」

そんな風に、職場の先輩に言われた。

私は、今、ダイエット中だ。しかも、綺麗に痩せられるように、栄養学なども勉強して食生活を見直している。

そんな時、あんなに着色料や添加物たっぷりの「ノンアルコールカクテル」を飲もうよと誘われるのは、少しイヤだなと思ってしまう。

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私は先週から栄養学の本を読んだりと、勉強をしている。
そこで見えてきたのは、いかに私たちは食事に関して無知であり、無知だからこそ、身体によくないものをいかに毎日食べ続けてきていたか……ということだった。

本によると、日本は農薬や特に食品添加物の規制が弱く、ヨーロッパなどと比べると、食品添加物が豊富に使われているそうだ。

「日本は安全だから」ということで、留学していた中国のホストファミリーたちも日本の食料品を購入していたのを思い出した。
たしかに、日本の衛生観念は素晴らしいかもしれないが、こと、食品添加物の使用量でいうと、後進国なのだそう。

例えば、乳製品もそうだ。白米や牛乳、ヨーグルトなどは身体に良いと宣伝されるが、実は日本人の身体には不向きで、病気にも繋がったりするそうだ。

なんとなく、花粉症で毎日ヨーグルトを食べると良いとかなんとか、聞いたことがあるが、私の友人の医師にきいても、実際はそんなことないらしい。とにかく、乳製品や精製された白米ではなく、玄米や野菜、焼き魚などの食生活や、オリーブオイルや魚を中心とした地中海料理などがいいらしい。

そんなの、私は今の今まで知らなかった。

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さきほどの結婚式では、もちろん普通のホテルで披露宴をやるので、コース料理もフレンチが出てきた。
白身魚はよかったが、もちろんデザートは、アイスや木苺のムースだったり……と白砂糖をふんだんに使っている。

それでも、皆おかわりなどしているので、不思議だった。
おめでたい席だが、私は内心、「デザートじゃなくて白魚のグリルが食べたい……」そんな風に眺めてしまった。

それくらい、私は栄養学を勉強し始めてから、自分の食生活を見直し始めたし、人の食習慣へも不合理なことが多いんだな……不都合をみつけてしまうようになった。

ただ、勉強してからのこと、私は自分が学んだ食や健康に関する知識を、ちゃんと家族や友人にも伝えるようになった。

ノンアルコールビールが好きでよく飲んでいたが、これも添加物ざんまいだということで、ぱったりとやめた。結婚式でも、ノンアルコールビールは避け、ずっと烏龍茶をのんで過ごしていた。

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食事や食生活は、未来の自分をつくる。
こうして栄養学を学んで、それを食生活に活かすようになってから、ニキビのない肌や健康は保たれるようになった。友人と外食する時は、ちょっと食事にまつわる不都合と向き合わなければいけない機会が増えたが、それでも、勉強して、私はよかったと思っている。