「計画性をもつ、先延ばしにしない」と毎年目標に掲げず済むように

2025年の宣言を決めるにあたり、いくつか自分の成し遂げたいことが頭に浮かんだ。「就活を早めに終わらせる」、「本をたくさん読んで知識を深める」、「部屋を綺麗に保つ」、「ダイエットをする」などである。しかし、それらを成し遂げるために必要なことが自分には欠けていることに気がついた。それが、計画性とそれを実行する力である。
私には計画性がない。そして先延ばしにする癖がある。今もこうして学校で課題として出されたエッセイを締め切りギリギリに執筆している。もうそろそろ寝たいのに。計画性があれば余裕を持ってもっと良い文章を考えられただろうし、焦って書く必要もなかった。すべては、計画性のなさと先延ばし癖のせいだと考える。
そして、大学が期末期間の今、他のレポート課題にも追われている。よく考えてみたら毎年この時期は寝不足になりながらパソコンに向き合っている気がする。自分が全く成長していない証拠である。いつも「自分はギリギリになってからやる気が出るタイプだから、スロースターターなのだ」という言い訳をしながら先延ばしにしてきた。このエッセイの内容を考えるうちに、もうすぐで大学を卒業し社会人になるのに、このままではだめだということに改めて気がついた。先にも挙げたように、私には成し遂げたいことがいくつかある。それらを成し遂げるために計画を立て、それを実行していかなければ、私の新年の目標はずっと「計画性をもつ、先延ばしにしない」のままになってしまう。
この目標を達成するにあたり、いくつか策を考えた。一つ目が、To Doリストの活用である。今までは、タスクがたくさんあるときなどに使うことはあったが、普段はあまり活用できていなかった。そのため、今年からは日常生活のあらゆる場面でTo Do リストを使っていきたいと思う。例えば、私はよくLINEの返信を先延ばしにしてしまい、時間が経てば経つほど返信が億劫になってしまうことがある。そのため今年は、LINEが来たらその日のうちに返信することを心がけ、To Do リストにタスクとして「LINEの返信をする」と書くようにしようと思う。このように日常的に計画を立てて生活することで、計画性が身につき、大きな目標に向かって努力をするときも、最適な道を選択することができるのではないかと思った。
二つ目の策が、無理な計画を立てないということである。自分のモチベーションが高いときに、キツキツの計画を立ててしまい、結局上手くいかないということが何回かあった。今の自分にやる気があっても明日の自分はわからない。未来の自分に期待しすぎるのは非常に危険だということを学んだ。今年は、計画を立てるにしても自分が実行可能な範囲を考えていこうと思った。3時間で難しい内容の本を読むことはできないし、三千字のレポートは一日で仕上げることもできないのである。自分の能力を過信せずに、現実的な計画を立てていこうと思った。
以上のように私は2025年、「計画性を持ち、先延ばし癖を直す」ということを宣言する。これは、他のさまざま目標を達成するために必要なことであり、努力をするための土台作りであると考える。時間を無駄にせずに効率的に努力をするためにも、この一年はまずこの目標を達成したいと思う。来年以降には新たな宣言ができるよう、今年は努力の土台固めを頑張ろうと思う。また、来年は締め切りギリギリにこのエッセイを執筆することのないよう、余裕をもった計画を立て、今年よりも良いエッセイを投稿したいと思う。
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