仕事のためでなく自分の自信と将来のキャリアのため、資格に挑戦する

ここ2年くらいの私の目標。それは商業簿記2級に合格すること。なぜ商業簿記かというと、 今の職場でももちろん役に立たないわけではないけれど、自分の自信のため。将来のキャリアのため。
分かってはいるけど、独学では中々モチベーションを保ち続けるのは難しい。
そもそも、商業簿記を取ろうとしたきっかけは、前職でうつを患い、社会から離脱したこと。営業職は自分には厳しかった。あの業界の営業職もしくは営業職そのものに合わなかったのか、単に職場が合わなかったのか。個人的な感覚としては、前者が3割、後者が7割くらいだろうか。
そんな私が、再就職に向けて考えたことは、営業職ではなくて事務職にしようということ。ただでさえ事務職は人気で競争率が高く、特別な資格も経験もない私。それに、日々AI等の技術が進んでいる世の中で、給与も他の職種と比べると安いし、将来仕事もなくなるかもしれない事務職。それでも、専門的なスキルがない私にはその道しか見えなかったのだ。
とりあえず、働き始めた時の生活リズムのリハビリも兼ねて、前職を休職のちに退職して、3ヶ月ほど家で過ごした後に、 ワードやエクセルを勉強する職業訓練の授業に申し込んだ。
平日の月曜日から金曜日まで職業訓練校へ通いながら、ハローワークなどで職を探してみる。事務職で検索した時には、経理業務も含まれていたりする。
そんな時に商業簿記という資格に目がいった。簿記の資格を持っていれば、少しでも有利に就職できるかもしれないと思ったから。後になって考えてみれば、職業訓練のコースの中に商業簿記のコースもあったから、もったいなかったな。でも、途中で知ったから仕方ない。
そして独学で商業簿記の勉強を始めた。職業訓練が終わるまでに、3級に合格すること、それが私が自分に課したミッション。合格しないと、就職できないくらいに考えて、久しぶりに資格の勉強をした。
そして2度の受験のすえ、無事に3級に合格。職業訓練が終わる頃に、簿記を持っていれば尚可、と応募欄にあった現在の職場に就職した。
経理業務もありと書かれていた職場だったが、小さい会社のため、経理業務は月に1、2回あるかないか程度。入社当初は、2級も取れば、手当として月額1万円出ると言われ意気込んでいたが、仕事が始まってみると、1人で色々な仕事(しかもイレギュラーなことばかり)をする毎日に付いていくのが精一杯で、心身ともに余裕が無かった。
仕事にだいぶ慣れてきたころ、2級まで取得しても今の仕事に活かせるかといえば、そこまででもないよなと感じてしまい、モチベーションが上がらなかった。
そんな私のここ2年くらいの口癖は、30歳前に2級に合格すること。そもそも自分でたてた目標や資格の勉強をあまりやり遂げられてこなかった私にとっては、結構厳しい目標なのだけど。
いよいよ30歳手前になった今、無理矢理にでも期限を作ろうと言っていた、30歳までの資格合格。
会社のためじゃない、自分のために。
3日坊主の私が商業簿記2級に合格すること。そもそも合格率ももちろん3級よりも低いし、勉強時間も倍以上に必要だし、乗り越えなきゃいけない壁は多いけど、少しでも合格に近づけるように、まずはここで口にすることから始めたい。
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