課題に追い込まれる「限界高校生」にならないよう、こころに余裕を

年末年始に体調を崩した。しかも、それがなかなか治らない。
完全に体調が治る頃には、冬休みは終わってしまい、新学期がスタートしていた。今回こそは計画的に進めようと思っていた期末課題にひとつも手を付けることなく、残りの授業を迎えてしまったのだ。教授も時間を長めに設定して、早めに取り掛かれるようにしてくれているにもかかわらず、手を付ける気になれず、期限に追われる毎日をここ1か月過ごしている。
年始の体調が良くなってきた頃、ここからの1か月どう過ごせば、限界高校生(私の中で、電車の中や深夜早朝まで課題をやっている高校生のことをそう呼んでいる)のようにならず、気持ちよく春休みを迎えることができるのか考えた。
スケジュール帳を見て唖然としてしまった。追い込まれることが目に見える形で決定してしまったのだ。
思い返すと昨年の1月も同じようなことをしていた。課題に追われたことで、自分に余裕がなくなり、人間関係が上手くいかなくなってしまったのだ。
友人は私のことを本当はどう思っているのだろうと1人で勝手に悩んだり、恋人が鬱陶しくなってしまったりとすべてにおいて、疑心暗鬼になってしまった。母にもあの時の私はイライラしているように見えた、と後から言われた。
前置きが長くなってしまったが、2025年は、“未来の自分に期待をしない”ということを宣言しようと思う。
私がこの目標を設定するにあたって、中学生時代の校長先生の話を思い出した。毎月の集会の時に「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という話をよくしていた。
「あー、○○やらなきゃ」が口癖の私は、何かに対して、「なんであの時やらなかったのだろう」と思ってしまうことが結構な頻度で起こるが、過去の自分を責めたところで現状は変わらずピンチのままなのである。ならば、今の自分が変われば、未来も変わるのだということを今更ながら痛感している。
しかし、これがなかなかうまくいかないことはもうわかっている。この宣言をどう実現するかを考えてみることにした。
後回しにしてしまわないように改善できる方法を検索してみた。すると、6つの解決策がでてきた。その中でも出来そうなものが2つあった。
1つ目は、タスクを細かく分解し、少しずつ進めること、とあった。
たしかに、期末課題は時間をかけて取り組むため、普段の課題よりもやる気が出にくい。今日は課題のこの部分まで進めようと決めてスケジュールを立てれば自分にも出来るような気がする。
2つ目は、集中できる環境を作るということ。
机の上は整っていないので、リビングや自分の膝の上でパソコン作業をすることが多い。そのため、別のものに気が散ってしまう。この環境なら集中できるという場所やアイテムを見つけて、実践してみようと思う。
今まで何かを進める際に、「後で○○やろう」とか「まだ日にちがあるからダラダラしよう」という気持ちが前に出てきてしまい、未来の自分がどうにかしてくれるだろうと甘えてきてしまっていた。
結果的には、課題も期限内に出せているし、催促される事態になったこともないが、明るい気持ちで終わったことがあっただろうか、と思う。
今年は、色々なことにチャレンジしようと思っているので、こころに負担をかけないようにしたい。「過去の自分やるじゃん!」と自分自身を褒めることを目標にしよう。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。