私は小さい頃から家族で海外旅行に行っていた。特に裕福な家でもないし、2、3年に1回程度。

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中学生になると部活動も始まってしまうため、海外へ行ったのは確か2カ国。サイパンと中国。あまりにも小さい頃で記憶も断片的。周囲では、ディズニーランドとかに行っていて楽しそう。私は行ったことが無かった。どうしてそういうところには行かないのだろうと思った。

両親が行きたかったというのももちろんあるだろうけど、今になって思うと、違う世界を見て欲しかったのかなとも思う。単なる楽しい思い出ではなくて、幼い頃から、自分がいる環境と違う環境を肌で感じて欲しかったのかなと。

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田舎町に住む私たちは、世界が狭い。自分から外に出ようとしないと。私自身、幼い頃に悩んでいたことも、外を見たり経験を積むととても小さいことだったと思えた。旅行は、私たちに違う世界を平等に見せてくれる。そこから何を感じるかは人それぞれ。でも、違う世界がある、違う人がいる、 似ている世界がある、それを旅行が教えてくれている。私はもっと違う世界を知りたい。自分の世界を知りたい。