社内恋愛で感じた惨めさ。でもやっぱり私も認められたい

社内恋愛中の彼氏へ。

会社との距離感、難しい。
特に、社内恋愛で同じ土俵で仕事をしている場合、どうしても彼氏と自分を比べてしまう。
そして惨めな気持ちになる。それが今の私。

私は新卒で自分の信念に合った会社に入社した。今でもその想いは変わらない。
そこで入社初日に出会ったのが部署の２つ上の先輩。先輩は、誰からも愛されて、仕事もできて、優しくて頼りになって、上司からも「うちの部署に来て欲しい」と言われて異動していくような、そんな存在。
そして誰にも言ってないけど、その先輩こそが私の彼氏。

もう会うことはきっとない。それでも3年分のLINEはまだ消せない

◎　　　　　　　　　　◎

私も最初は頑張ろうと思った。
早く出社したり、忘れっぽいのを防ぐためにメモ取ったり、社内の飲み会、サークル活動にも誘われたら全て行くようにしていた。
でも段々、自分のできなさ(ミスは多いし、ギリギリにならないと取り組めず締切は過ぎる、要領が悪い)に気付いてきた。最近は同じ部署の同期にも「それはダメだよ」とか、「もっと周り見なきゃ」とか言われるようになった。
上司は私の担当プロジェクトのことを私に聞かず、他の人に聞くようになった。
なんて惨めだ。

そんな、自分の中で「私は仕事ができない」と思う割合が増えていく度に、会社の飲み会でも「ああ、トロい私のことだから、きっと良く思われていないだろうな」と思うようになり、次第に飲み会にもサークル活動にも行かなくなった。

でも、私は先輩のことが好きだった。だから先輩には、ことあるごとに贈り物とメッセージをプレゼントしていた。自分から誘うことができない先輩を察して、私から遊びに誘ったりもした。
そんなことをしていたら、先輩もいつの間にか私のことを好きになってくれていた。そして告白してくれて、付き合った。先輩の目には、私は優しい人として映るらしい。どうやら仕事では一切発輝されない細やかな気遣いが先輩に対しては出来るようだ。

◎　　　　　　　　　　◎

好きな人が自分を好きでいてくれる。隣を歩けるようになる。こんなに嬉しいことはなかった。

でも付き合ってからが辛かった。
先輩は上司から褒められた話や、社外の人から褒められた話、休日も会社の人に誘われてスポーツやBBQをした話をしてくれる。

同じ会社にいるのに、同じ土俵にいるはずなのに、私は会社で褒められたことも、「うちの部署に来て欲しい」とも、飲み会に行こう、とも言われない。そんな先輩と比べる度に、自分のできなさを知って、デートの翌日は何もできないくらいに落ち込んで号泣する。なんて惨めだ。

カップルは確かに、違う性格の方が良いとも言われる。同じだとつまらないと言われる。彼氏はあなたに仕事ができるか否かは求めていないんじゃない？両方共仕事ができたら面白くないじゃんとも人に言われる。
でも、やっぱり、やっぱり私は、今の人生の大半を費やしている仕事でも認められたい。彼氏みたいに上司からも仲間からも信頼されて、頼られる人になりたい。