【2025年5月に読まれた10選】「家政婦じゃない」見下していた母の強さ、雑務を押し付けられていた私を救った先輩

エッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」に2025年5月1日~31日に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します。
あらすじ)「他の人ともセックスしたい」。そう言う彼に無意識に「うんうん」とうなずいていた。だってこれまでも1人の人に縛られることのおかしさや、一生添い遂げることの無謀さ、ポリアモリーは人間のあるべき姿なんじゃないかっていう会話を2人で何度となく話していたのだから。だけれども「だからって大事な人への愛情が減るわけじゃない」とか「彼女という存在はきみだけだし」と話し続ける彼に「う……ん……」と頭と体は徐々に違う反応を示し出した。
あらすじ)「仕事をしている女性は偉い」いつからそんな価値観を身につけてしまったのだろうか。気づけば、私は専業主婦だった母親を見下していた。母がよく愚痴をこぼしていたことを思い出す。「風邪を引いても、具合が悪くても、誰も手伝ってくれない」と。何を言っているのだろう……と、そう思った。母のようには生きたくない。そう思っていた。
あらすじ)彼とは趣味サークルで出会った。その2週間後には彼から「好きだ」と伝えられると同時に、元カノが妊娠中で自分の子かもしれないからDNA検査をすると伝えられた。出会った時から一筋縄では行かないだろうと思っていたが、もう好きになっていたし、何より彼は自分の子でなければ付き合おうと言っている。その言葉を信じたいと思った。
あらすじ)入力作業、書類分類、ちょっとした片付け……。誰がやってもいい仕事、名もなき家事的な業務が大抵私に降りかかってくるのは今に始まった事ではない。地方の中小企業ではよくあることだし、職場で一番年齢が若い自分にそういう役割を与えられるのは当然だと思っていた。頭では理解しているものの、心のどこかで思うことがなかったわけではない。
あらすじ)早く夜が終われと思ったのは、あの夜が初めてだった。あの頃、飲んだからホテルに行くのか、ホテルに行くから飲むのか、わからなくなっていた。もはや飲む時間が面倒くさかった。さっさとホテルに行ってさっさと面倒くさい欲を発散したかった。現地集合、現地解散が理想だった。
2025年5月1日~31日に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
⑥残業中に思い立ち、スイスへ。会社に戻ると私の席は無くなっていた
⑦好きな人がデートをしている。そんな日の夜、眠れるわけがない
⑧一人暮らしを始めて、魔法使いだと思っていた母の本当の顔を知った
⑨「避妊してえらいでしょ」付き合って4年、色めがねに亀裂が入った
⑩退職を伝えた翌日、人生で初めて上司にあんなにもはっきり物申した
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