私は、2024年10月末〜12月中旬までドバイに短期留学(語学留学)に行きました。
きっかけは、海外留学経験者の話を聞いたのと、同い年で誕生月も一緒の留学経験ある友だちが2人もできて「これは私も行くタイミングなのでは?」と思ったからです。

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「私も行ってみたい!」という胸の高鳴りが抑えられなくなったとともに、気がついたら、留学エージェントの説明会に参加していました。
しかし、過去の海外旅行は、英語が話せず友人に頼りっぱなしだったり、出費が大きすぎたりと、少しほろ苦い思い出ばかり。
また、30代中盤の留学は、英語を学んでもワーキングホリデー(18〜30歳までの若者が、海外に滞在しつつ仕事も体験できる制度)に参加できるわけではありません。

さらに、海外を見据えた仕事のキャリア形成の過程に留学があるパターンも多く、「人生経験として」の留学情報はほぼないのが現実でした。

だんだん心が「別に行かなくても良いのかも」という諦めに支配されていきます。
それでも、「このまま日本しか知らない人生はもったいない!」という情熱が消えることはありませんでした。

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そこで私は、この挑戦を最高に納得のいくものにするため、2つのルールを決めました。

・日本人を含め、アジア人がほとんどいない環境を選ぶ
・日本語と漢字表記がない場所に身を置く

そうして見つけたのが、世界屈指の多国籍都市ドバイでした。
海外で1ヶ月半に渡る滞在は未経験で、飛行機に乗るまでは不安でしたが、現地に着いてしまえばワクワクが勝っていました。

到着して最初の1週間は、同じ学校の日本人と行動を共にしました。しかし、彼女が帰国してからは、クラスで唯一の日本人という環境に。
必然的に英語しかコミュニケーションの手段がなく、だんだんとリスニング力とスピーキング力が鍛えられました。
リスニングでは訛りが聞き取れるようになったり、スピーキングでは簡単な単語・知っている単語に言い換えができ、なんとなく会話が成り立つようになったのです。

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多種多様な文化が交差するドバイの語学学校には、ヨーロッパ、アフリカ、中南米など世界中から留学生が集まっていたのも行ってよかったポイントの1つです。
特に印象的だったのは、1ヶ月の休暇を利用して語学を学びに来ていた40〜50代ブラジル人男性。
私と同じ「人生経験として」の留学で、彼は「行こうと思っていた時に行くべきだよ!」と、陽気に言ってくれて、今後挑戦する上で背中を押してもらえました。
また、仲良くなったロシア人女性からは「日本のパスポートがあれば、たくさん旅ができるよ!英語を勉強して、色々な国を旅してね!」と温かいエールをもらいました。
ビザなしで194の国と地域を訪問できる日本のパスポートは、世界で2番目に強いパスポートだという事実を知り、改めて自分の可能性を感じました。

さらに、今回の留学では、1週間の休暇で留学に来ていた日本人にも出会いました。
会社の制度や休暇の取り方を工夫すれば、働きながらでも留学に挑戦できるという発見は、今後の人生を考える上で大きなヒントになりました。

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今回のドバイでの挑戦は、まさに人生の可能性を広げる素晴らしい経験となったのです。
年齢を重ねてからでも、新しい世界に飛び込む勇気を持つことで、想像以上のワクワクが待っていることを実感できました。
今後も、「行こうと思っていた時に行くべきだよ!」を胸に行動していきたいです。