汗と体育館の熱気が教えてくれた気づき。大人の配慮と支えが大切に

私は、よく汗をかく体質ではある。特に、スポーツで運動をしている時によく汗をかく。それは、中学時代の時の一日練習にさかのぼる。今年のほうが熱いのかもしれないが、丁度、他校との練習試合、強化練習に参加していた時だった。
筋トレをして、午前の練習の終わりになっていた時に、腕の汗がだらだらと噴出した蒸発水のようにでていた。
そして、背中の方も汗でTシャツに体が引っ付くかのように。その後も、無事に練習がひと段落して終わりお昼を食べてから練習にまた参加するようになった。午後に練習が始まって数分であるのに、汗が顔からも出てくるようになっていた。休憩時にタオルで拭くか、後ろにミニタオルを挟んで拭くようにはしていても汗が止まらなかった。
でもそれは、私だけが困ることではなかった。私が所属していたバレーボールは、人から人へと、一チームごとに三回までにボールを繋げて返す。
それを、レシーブとスパイク、サーブを入れて繰り返して落とさないように繋げる。落としたら負ける。とても難しいスポーツである。だからこそ、サーブの際によくあることは、手でボールを繋げていることから、ボールが汗でびしょびしょに濡れていることだ。
あとは、滑り込んでレシーブをした際に、床が濡れてしまうことも少なくない。練習試合や大会のときは審判の後ろにモップやバスタオルをもって拭いてくれる人が用意してくれるのだが、練習時にそれがあると、中断をせざるを得なくなる。
加えて、そういったことが多いとなると、外の炎天下も、猛暑であり今の時期でも多い、熱中症警戒アラートも発生することだろう。当時はあまりなかったため、都度都度、汗は各自で拭きながら参加するように、水分補給はこまめに取るようにという顧問からの軽い忠告で終わっていた。
それは、中学高校六年間バレーボールを続けてきたが、その程度で終わっていた。しかし、その後、私が実際にバレーボールの指導者になったときに、夏の部活動で、体育館は外と変わらずに空間が狭いことから熱風がこもっていて熱い。
年々高くなっていることもあって、実際に、熱中症警戒アラートが出て、一時練習が中断になったこともあった。その時期に、練習中に体調を崩してしまった生徒もいた。周りの先生にその話をした際に「体調管理が悪いからじゃないの」と言っていた先生がいた。
言い返しはしなかったが、私は、「体調も崩すくらいに暑かったから倒れたんだよ」と思っていた。実際に、私も、小さいときにクラブの練習中に体調を崩して休んだ経験がある。子どもは免疫が弱いし、大人のように自分の体のことを知らないことが多い。
だから、大人である先生や保護者の目が行くことがとても大切なのだと思った。私は、熱中症になったことはないけど、今年のように、暑い時期には気を付けようと思った。
ただ、思うことは、汗をかくことはいいことだとおもう。辛いものを食べることももちろん、スポーツをして汗をかくことからストレス発散にもなる。ぜひとも、暑い時期のため、気を付けながらも汗をいっぱいかいてもらいたい。
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