アメリカに行った12日間の旅
今年の先月26歳になった。あれから9年前の出来事について話す。

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私は、9年前のこの時期にアメリカに行った。初めて、市町村の兼ね合いで、他の研修生を含めて、日本に飛び立った。空港にいるとき、飛行機に乗り込むとき、アメリカの空港に着いたとき、私は、まだ「アメリカに来たんだ」という思いがなかった。

ただ、ずっと狭い空間に座って空港の中でUターンして戻っているのではないかということも考えてしまった。ただ、その思いも、アメリカの空港での入国審査を行っている時、「本当にアメリカに来たんだ」という実感がわいた。そして、入国審査で並んでいる途中、ずっと緊張と不安しかなかった。

その後だった。それぞれの研修生のホストファミリーと落ち合うことが出来た。特に、私のホストファミリーには空港から対面することができたのだ。はじめは、緊張していて何も話せなかったのも、ホストファミリーから話しかけてくれたおかげで不安もなくなった。

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実際に、ホストファミリーの家に来た際、2匹の犬に歓迎してもらった。家に案内してくれる際も、気持ちよく迎えてくれていた。研修生との集団行動で市役所や遊園地、スーパー等の観光地巡りをした。市役所で、日本の家族との対面も行った。ホストファミリーとは、アメリカのコストコに行ったり、映画館で一緒に映画を観たり、バスケをしたり、犬とも戯れることもした。

英語が得意で、英語を生かす仕事をしたいこともあって、海外に興味を持った。実際に、海外に行ってみて、初めてホームステイをしてみて、英語しか実際に使えない環境下に入ることはとても簡単なことではないし、自分にとってはできる自身もなかった。でも、他の人の助けを借りながら参加して、不安と緊張もなくなったように感じた。

私は、初めてアメリカに滞在する最後の日に、サービスエリアのスターバックスコーヒーで冷たいキャラメルマキアートを英語で注文したら、あったかいキャラメルラテが来たことを今でも思い出す。

この研修をきっかけにして、私は、アメリカに1人旅できるようにすることを目標にしていこうと決心した。そして、1人の力で、ホストファミリーとまた、再会できるようにする。そのときのために今は、旅の資金を貯めようと考えている。

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初めて、アメリカで出迎えてくれたホストファミリーのおかげでもあり、私はその後、英語の勉強に励みながら、子どもに英語を教える仕事に就きたいことから英語の先生として活躍することが出来た。高校のうちに、英語検定2級を取ることができて、さらに、大学卒業時には、英語の先生の資格も取ることもできた。

先生の中で採用される試験にも合格することもできた。その後に、実際に、先生をずっと続けていったほうがいいのか考えていた。これからは、自分のやりたいことをやろうかと思っている。だから、先生から次のキャリアに繋げていきながら、頑張って仕事して、アメリカに行けるようにしようと計画を立てているところだ。

今や、アメリカをはじめとする海外に旅行することも経済難が続いていることから難しくなっては来ているが海外に行って実際に観てみないと学ぶことが出来ないこともあるから、不安と緊張があっても興奮と挑戦することは大切だ。