便利で、日常生活で欠かせない存在になったスマホ。ただ、使いすぎるとスマホ依存に陥ることもあり、スマホが手元にないと落ち着かなかったり、イライラするといった症状が現れる。スマホ依存と言うほどでもないが、私もスマホが手元にないと不安になる。スマホの存在を常に確認できるように、鞄に入れずスマホを手に持って外出することもよくある。

「スマホの使いすぎは良くない」「スマホ依存症にならないようにしよう」とよく言われるが、間違いない。心身の健康のことを考えると、スマホは使いすぎない方がいいだろう。
せっかくだし、24時間、一旦スマホから離れてみるか。

…そう考えたが、10秒でギブアップした。今の私は、スマホから24時間も離れることは無理だ。

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まず、毎日使っているアプリがある。睡眠計測アプリと英語学習アプリだ。
睡眠計測アプリは某モンスターのものを使用している。毎日決まった時間に寝て、起きるようにアラームを設定している。睡眠リズムの分析や睡眠の統計を確認することができ、自身の睡眠の特徴を知ることで、質の良い睡眠を心掛けるようになった。モンスターの寝顔を集めるのもちょっと楽しい。

英語学習アプリは緑の鳥がトレードマークのものを使って毎日勉強している。毎日の学習を継続することを重視しているアプリで、いつもの時間にアプリを開いて学習しないと、催促の通知とメールが来る。現在約270日連続で英語学習をしている。この記録が途切れるのはもったいないし、毎日数分でも良いから英語に触れることは大事だと思う。今後も継続して学習したい。

また、現在私は転職活動をしている。複数の転職サイトに登録しており、毎日のように求人紹介のメールが届く。自身の希望に合わない求人紹介も多く、正直煩わしく感じることもある。しかし、その中に応募したい企業があるかもしれないし、応募した求人やイベントの情報を見逃すわけにはいかない。そのため、こまめにメールボックスを確認しており、返信が必要なメールには早めに対応している。転職先が決まるまで、この習慣を続けることになるだろう。

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このようにスマホから離れられない生活を送っている。
そんな中でも、短い時間でもデジタルデトックスをすることを心掛けている。

まず、移動時間や休憩時間などのまとまった隙間時間はスマホをなるべく操作しないようにしている。隙間時間では読書をすることが多い。一度本に夢中になると、続きが気になったり、時間を忘れて没頭してしまうため、短編小説や再読の作品を読むようにしている。長編や積読の本は休日などたっぷり時間がある時に読んで楽しんでいる。他にも、部屋の掃除をしたり、ノートを書いて思考の整理をしたりする。隙間時間とはいえ、できることはいっぱいあるのだ。

また、就寝の1時間前はなるべくスマホを見ないようにしている。睡眠の質が悪いと翌日のパフォーマンスに影響が出やすい体質なので、寝る前の時間は目にブルーライトの刺激を与えないよう気をつけている。この時間も読書をしたり、ノートを書いたり、ストレッチをしたりしている。寝る前の1時間は心身を整える時間なので、日々大切に過ごしているつもりだ。

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私の今のライフスタイルでは、スマホから離れることは難しい。デジタルデトックスをしていると言ったが、常にうまくいっているわけではない。疲れた日の電車の中ではスマホをダラダラ見てしまうし、就寝前にSNSをフォローしているタレントのライブ動画が始まるとそちらを優先してしまう。
そんな中でも、スマホと一旦距離をとり、心身を整える工夫をこれからも行っていきたいと思う。
過ぎ去った時間はもう戻らないことを念頭において、これからもスマホと付き合いたい所存である。