スクリーンタイムに救いを求めて。脱スマホへの道のりは遠そうだ

このテーマと知ってから、24時間と言わず、48時間くらい余裕でスマホで離れたいと思い、スマホから離れてみようと試みた。寝てる時間もあるから24時間くらいなら実質17時時間離れば良いし、平日の仕事の日であれば、できると思っていた。が、しかし、1時間くらいが限界だった。
大声では言えないが、わたしにとってスマホは、なんなら命の次に大切なものであるし、財布を忘れて出かけたとしても1日なんともないが、スマホを忘れてしまったら、会社にも行けなくて(モバイル定期をスマホのAppleウォレットに登録している。)ほんとうに一大事なのである。
これだけ、長時間ずーっとスマホを使っているわたしが言えることではないかもしれないが、自分の子どもには、極力スマホを持たせたくない。わたし自身は高校生の修学旅行で買ってもらい、かなり遅かった。中学校に入学してすぐは、母親のガラケーを貸してもらっていて、中学生でiPod touchを自分で買って、家のWiFiやコンビニのWiFiでLINEやゲームをしていた。
母親のガラケーで友達とメールをしていたときも勉強をおろそかにし、i Pod touchを手に入れてからも、かなり勉強時間が減ってしまった。スマホの使用時間が多いほど、学力が低下する傾向が明らかになっており、1時間以上の使用で成績にかなりの悪影響が確認されているらしい。また、スマホへの依存が子どもの脳の発達を遅らせ、前頭前野の活動低下を通じて思考力や記憶力に悪影響を及ぼすことが研究でも示されている。
たしかに、わたしは、周りの人たちより記憶力が悪い気がするし、集中力も持たない。スマホのおかげで便利になったことは山ほどあるとはいえ、スマホがない時代に生まれたかったなぁと思うことが幾度もあった。
休日に遅くまで寝ているタイプではない。一見するとダラダラと寝ている人よりは、えらく聞こえるかもしれない。しかし、長いときでベッドの上で3時間くらいスマホをいじってしまっている。
スマホを触っているくらいなら、睡眠を取っている方が健康的のような気がする。スマホは人間をダメにするし、知らない間に時間も溶かしてしまう。スマホについて改めて考えると、わたしたちの生活に密接し過ぎていて、かなりの影響力があるなと思った。
最近は、スマホの触りすぎが無駄だと思っていて、少しでも減らしたいと考えている。スマホ依存症のわたしでも、スマホを比較的触らないときがある。彼氏とデート中は自然とスマホを触る時間が減るため、充電も減らない。電車で移動中は電波も悪くなり、読み込む速度が遅くなってイライラするため、本を読むようにしている。
あとは、スマホの設定の「スクリーンタイム」の制限をしたり、画面のカラーを変えて見る気を失せさせたりする方法もある。これらで対策を取って、脱スマホをしていきたいと思っている。
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