スマホから離れたいのに…。14時間が限界だった私の葛藤と気づき

スマホからは簡単には離れられない。
これが24時間スマホから離れてみるトライアルを経て至った結論だ。
私がスマホから離れられたのは最大でも14時間だった。
一度だけ家にスマホを忘れて会社に行ったことがある。
家から駅に向かって歩いてる途中でスマホを家に忘れたことに気が付いた。
しかし、電車の時間が迫っており、家に取りに帰る時間がなかった。
遅刻しそうなときに限って忘れ物をするのはあるあるだろう。
スマホがなくても、電車に乗るのにはICカードを別で持っていたので問題なかった。
電車に乗っている間は手持ち無沙汰になったが、その日1日スマホがなくても問題ないか考えていたらあっという間に時間が経った。
またお昼休みも一緒にごはんを食べた人たちと喋り通していたので、スマホがなくても日中も問題がなかった。問題になりそうだったのは、その日は飲み会で、しかも初めて行く場所での開催だったことだ。
場所は地図を印刷すれば何とかなるが、方向音痴の私は現在地が分からないことが、迷う原因だ。心配はしたが、同じ時間に飲み会に行く人が見つかったので、ありがたく付いていくことにした。
その他にもいつもはスマホを時計替わりにしていて問題ないのだが、腕時計をしてないことで時間が分からないということで急に不安になった。
飲み会が終わって家に帰ると、すぐにスマホを見た。
同じ飲み会に参加してる人から遅れる連絡が来ていて、それを伝えられなかったのが申し訳なかった。
その他は心配するほど連絡は来ていなかった。
この、スマホをうっかり家に忘れた機会とは別に、24時間スマホから離れてみようと思ったのだがうまくいかなかった。外出している14時間、不安になりながらもスマホから離れられたのだから、24時間離れられるはずだとは思った。
意図的にスマホから離れようとしなくても、他に熱中していることがあればスマホを放置していることもある。
しかし、24時間放置することはなく、何かのきっかけでスマホを触る。
メッセージを確認するだけでなく、天気が気になったり、タイマー使ったり……。スマホに頼りすぎている分、距離が取りづらい。
また、スマホから離れていると誰かから連絡があったときにタイムリーに反応できなくて申し訳なくなった経験がある。
24時間メッセージの返信に間が空いてしまうと、メッセージの返信が遅れた理由は何であれ、「遅くなってごめん」と送る。
そんなに急いで返信しなければならないこともないはずだが、心配をかけないために全員にこれをやらなければならないと思うと、げんなりした。
スマホにはたくさん時間を取られているという自覚はある。
スマホを使う時間を極力減らしたい。
朝起きるとスマホをチェックするのをやめて、すぐに朝の準備に取り掛かるとどれだけ有意義な朝を過ごせるだろうか。
まだ見ぬ充実した朝のために、まずはスマホでアラームをかけるのをやめなければいけない。
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