特集:2021私の宣言

ライター、エッセイスト、作家。何になるかはわからないけれど、書く仕事をしたい

2021私の宣言

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人生で初めて自分の道を選択すると決めた。新卒から2年働いた会社を辞め、ライターを始めとした複業フリーランスとして生きていく。もう私なら大丈夫。そう確信できた。

敷かれたレールでしか生きたことがなかった24年間

進路と就職について、私は自分の意志と実力で進んだことがない。小学校受験を終えてから、私は呼吸と最低限の勉強だけで名のある大学にいることができた。中学も高校も大学も、9割の人は同じ学校を選び、よほどの理由か強い意志のある人だけ、「みんなとは違う道」を歩んでいく。

私は自分の意志を持った1割を羨ましく思っていながら、指をくわえて9割の中に入っていた。小学校の頃から人とのコミュニケーションに難があった私は、「大人しい自分」から脱する姿を見られるのが怖くて、周りの人を見ては「自分には何もできない」と思っていた。

大学生で人数が増えたことで環境がガラッと変わり、私は殻を破ることができた。初めての運動部、NPO団体の活動、一人旅と初めて自分の意志で行動することで生き生きとした自分を知った。

けれど、就職活動は上手くいかなかった。自分の進路を決めるための試験や面談が人生で初めてで、お祈りメールばかり。そんな就職活動に上手くいかない姿を見かねた親に、とある企業を勧められた。行きたい業界の企業だったけれど、正直会社自体には私に合わなそうだな、と感じていた。
でも、「No」って言えなかった。絶対にこの道!とぶれない信念が私にあれば良かったのだけれど、優柔不断な私は、気づいたら再び誰かが決めたレールに乗っていた。

人が決めたレールはやっぱり合わなかった

入社してからは「周りの人との微妙なズレ」が徐々に浮き彫りになっていった。
多分「普通」より、理解力や処理能力といったものが遅いんだと分かった。人が言ったことに対して咄嗟に理解できず、「もう一回良いですか?」「これってどういうことですか?」と何度も聞いてしまう。気づくとイライラした上司と向き合うことになる。
それから会社の人と話すのが怖くなった。何かを聞きに行っても、またきつい言葉を浴びせられるのではないか、と。人に聞きずらくてウジウジしていると、仕事のミスも増えていく。

その場で素早く行動することも苦手。
「ドアおさえててよ」「グラス空いていたら注いであげると良いよ」
世間的には当たり前とされている「気遣い」が、私にはどうしてもできない。私にだって「誰かのため」という気持ちは常にあるけれど、そのために素早く行動することはできない。でも、特に日本の会社では、「細やかな気遣い」ができて当たり前って考えみたいだ。

意思を持たずして流された結果、納得いかない場所で生きづらさを感じる自分。土日は大学生の時のようなやりたいことにイキイキとした自分だけど、週5日はウジウジした自分。
もうこんな自分ではいたくない。でも、自分の道は自分で決めないと、結局はレールの上になってしまう。自分の意志と実力で納得いく道を切り拓いていきたい。
会社で過ごす日々が蓄積されるうちに沸々と想いが湧き上がり、決断した。2021年で自分で自分の道をはっきりと決めて、会社を辞めよう。

意志とコミュ力のない私だけど、仕事として文章を書き続けていきたい

会社員としてではなく、フリーランスで生きていきたい。フリーランスはどんな仕事を誰とするかまで、常に自分で選択することができるから。自分の道を選択したことのない私とは、もうおさらばだ。

主に文章を書く仕事をしていきたい。ライター、エッセイスト、作家。何になるかはわからないけれど、とにかく書きたい。昔から何を始めるにしてもすぐ辞めてしまう私が、ここ数年熱中していることが文章。文章だけは熱が入って、時間をかけてでも没頭してしまう私だから。

「普段は大人しいけれど、内側に秘めた情熱があるよね」
会社での気配りやコミュニケーションが上手くいかない私は、きっと何をやってもダメだと思っていたけれど、数年前に大学の先輩から言われた言葉を思い出した。話し下手な自分を変えるよりも今のキャラクターのまま、内に秘めた情熱を表現していく生き方をしたいと思った。それができるのも、きっと文章。

2020年、自分の心に素直になる文章を書いてみた。社会人になって入ったキャリアスクールの勉強も、心から楽しいと思える趣味のことも、熱い想いが伝わる文章にして発信していった。自分が共感するWebメディアへの記事執筆も挑戦した。かがみよかがみもその1つ。心からなりたい姿を目指す私が書く文章は、一体どれだけの人に響くのか、書く仕事に就く前に試していた年だった。

Twitterやnoteのいいねの数を誰かと比べてしまってはきりがないけれど、実感としては「これが私の生きる道だ」と確証を持てる手応えだった。心からの想いと、私にしか書けないネタさえあれば、文章で評価をしてくれる。

フリーランスの道は決して楽なことばかりではないことは分かっている。学校も会社も選択したことがない私に出来るのだろうかと不安になる。けれど、敷かれたレールに乗る人生を我慢するのと比べたら、私はレールを作る人生を選びたい。24年間抱えたモヤモヤが晴れた時に見える世界を、私は文章にして世に出したい。

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