目標を年初めにするものの毎年達成できなかった。2020年もそうだった。コロナウイルスが蔓延し、予想とは違う1年。時間はいつもよりもあるはずなのに、目標を達成することはできなかった。

自分の練習は無意味なのだとセンスのなさに悲しくなった

わたしは、大学生活を部活に捧げている1人である。しかし、なぜ部活に入ったのかはあまり明確ではなく、分かるのは普通の大学生よりも負荷がかかっているということ。それと、部活の時間と比例して良い仲間ができること。他の学生より、アルバイトができる時間がないことや学業を効率よくこなすことが部活に所属する人に求められることだが、部活に所属していても、それらはできるため、部活に入るか迷っている人は入部することを検討してほしい。その方が濃い4年間を過ごせると思うから。

私が、部活に所属していると言うと驚かれることが多く、大学生なのにサークルに所属しないのは真面目だと思われる。不思議なのは、私と部員らしい。私は、他の学生とは違う過ごし方をしているけれどそれなりに毎日充実していると思う。

2021年の私の目標は、勝つということだ。これは、自分にも、相手にも勝つという意味。
わたしは、自分に負けやすいと思っている。少しの誘惑に負けてしまうし、やらなければいけないことを後回しにしてしまう。それは、部活に対してもそうだった。スタメンに入れない自分を変える年が2020年。最初は、自分がスタメンに入れない理由を探し執着することで、言い訳にしていた。

その一方で、後輩や憧れの存在もでき、追い付く為には努力をするしかない現状もあった。現状と理想の差に驚きつつも、やらなければ変わらない。そうは思っても気持ちが長続きはしなかった。他の部員より努力しても、練習に入ると思う通りにプレーができず自信がどんどんなくなっていった。自分の練習は無意味なのだとセンスのなさに悲しくなった。

努力しなければならない理由。チームに貢献したいという気持ち

考えれば、みんなも努力しているはずなのに、自分しか見えてなかったのだと思う。自分が努力していると思っていても他の人は自分の倍努力しているのかもしれない。部員の様子を見ると、努力を表に出してないだけで裏では努力をしている様子がプレーを通して伝わってきた。そんな部員の背中をみて、自分が恥ずかしくなることもあった。

しかし、私には努力をしなければいけない理由があった。それは、私が所属するチームに貢献したいという気持ちであった。どんな時でも励ましてくれる、内に秘めた思いが熱いチームに貢献したいと強く思ったのは、私が経験するスポーツでは初めてだった。それほど、私がしているスポーツは魅力的であったし、チームスポーツならではの勝つ喜びが嬉しかった。支えてくれる上級生と互いに切磋琢磨することができる同期と、今期は試合で勝つイメージができていた。部員たちの努力の結果が試合に表れると思っていたし、チーム全体が勝利に向かっていたと思う。

短時間の小さな努力を毎日続けられるよう、自分を変えていく

しかし、コロナウイルスの影響により、試合も練習もできなくなった。初めは、驚きと戸惑いの気持ちが強かったが、そんな中で私に問われたことは、継続する努力をすることであった。練習ができるようになる時に備え、少しでもスキルを上げることが自分のモチベーションになっていたと思う。2020年は私自身の努力の仕方が問われる一年となり、自分と向き合う時間が多い年となった。

あっという間に時間は過ぎていき、2020年は自分と向き合う時間が多かったものの、十分な努力はできなかった。意志が弱かったのだと思う。2021年は、そんな自分を変えていきたい。わたしは、努力を続けることを目標とする。短時間の小さな努力を毎日続ける。長い時間続けるのではなく、続けるためには短い時間でも毎日行うことが大切なのだと気づいた2020 年。2021年は努力を継続することでスタメンを目指したい。そして、チームに貢献できるような、憧れの存在に近づくプレーができるように理想をイメージしつつ現実に向き合っていきたい。