結婚してもうすぐ1年が経つ。
一年前の自分を想像してみると、「結婚」という言葉にただただワクワクしていた気がする。
今の旦那と出会ったのは19歳の時。今まで何人も付き合ってはきたが、この人だと一瞬で思ったのは旦那だけだ。それから21の時に入籍した。
ここまで見るととても順風満帆な恋愛結婚のようだが、それから一年経って結婚について考えると、何が結婚の定義かはよくわからない。別にうまくいってないというわけでもないが。

今、何のために結婚したのかと聞かれたら、間違いなくお金と社会的信用のためと答える。結婚することで、会社から家族手当が上乗せされし、独身と既婚者では既婚者のほうが立派に見える。(わたしの勝手な見方である)
あとは、これから子供を産み育てたいので手続き上何かとスムーズに進むとおもわれる。特にデメリットはないと思う。よく旦那をおこづかい制にする妻や、門限の制定、家事の分担をする夫婦はいるが、結婚したらこうしなければいけないというものは一つもないのでわたしは以前と変わらず、旦那に何も言わない。
極論、不倫や浮気をされても生活の基盤がわたしと旦那であればいいとさえ思っている。お互い知らなければいい。そこに嫉妬や不倫の禁忌が絡むからストレスになるのではないか。もちろんお互い結婚の自覚を持つことは前提として。決して愛してないというわけではない。愛しているからこそお互いの自由を尊重したい。

指輪もプロポーズもない、縛り合うことのないストレスフリーな結婚生活

そんな感じで、結婚しても私たち夫婦は付き合っていたころとあまり変わらない。結婚式もお金の無駄になるという理由でしなかった。結婚指輪もプロポーズも特になかった。
お互い縛りあうこともなく、生活を一にするという目的だけの結婚はとてもストレスフリーで幸せである。

事実婚や夫婦別姓というものがあるこの世の中、夫婦の形もそれぞれでよいと思う。よく芸能人の不倫・離婚報道を目にするが、そんなのどうだっていい。社会的知名度もお金もあって、テレビで偉そうにしてるくせに、夫婦のありかたも定義できないなんてどうかしてるのではないか。
それから周りには結婚する友達も増えてきた。そのほとんどができ婚ではあるが、順番なんてもう気にするような時代でもないのかもしれない。ま、個人的にはでき婚でお互いの夫婦間の尊重はできるのだろうかと疑問にはおもうが。
結婚する前までに思い描いていた理想と現実的な結婚。理想にはお金とストレスがかかる。結婚式をすれば幸せな気分を噛み締めることができたかもしれない。でもそんな一瞬の幸せよりも長く続く幸せを考えるほうが心も穏やかでいい気がする。これからも自由に結婚生活を楽しみたい。