24歳ふつうの会社員、今結婚を考えている人がいる。
ずっと結婚願望はなかった。きっと小さな頃から苦労する祖母を見てきた影響もあると思う。私の祖母は中学卒業後、雪国から仕事を求めて栃木県に来たそうだ。そこで出会った(ナンパされた)男性と結婚したと話してくれたが、結局は子供3人を女手1つで育てたのだ。ギャンブルを生業とした挙句、他に女を作って出て行ったという恨み節を、祖母の娘である私の母から聞いたことがある。

祖母や母を見て結婚願望はなかったけど、結婚を考え同棲中

かく言う母も授かり婚で、産んだ私が小学生の頃から父とは不仲で、別居をしたり喧嘩をしたりしながらも別れることなく、娘も24歳を迎えたという訳。祖母も母も自立していて明るくて、1人で生きてきた方が楽しかったんじゃない?結婚なんかしないで、自由に楽しく生きられたんじゃない?幼い頃からずっとそう思っていた。
祖母の口から元旦那との出会いを聞いた時、「そこが運の尽きだったね」と笑っているのを見て、とっても悲しい気持ちになった。だから、私にはずっと結婚願望はなかった。
私も24歳になって、社会人もそろそろ3年目に入る。1年目の頃から実家を出て一人暮らしをしていたし、今は彼氏と同棲をしており、経済的にも自立できている。
生活面でも仕事にお弁当を作って行ったり自炊だってするし、気が向いたら運動も、趣味も楽しめる。自立した生活を送れていると思う。
別に、彼氏なんて居なくたって、毎日楽しいのだ。でも、私には結婚を考えて同棲までしている彼氏がいる。

彼と私の間にある、私の願望を反映した暗黙の了解事項

私と彼との間には、私の願望押し付け三昧の暗黙の了解みたいなものがある。
まず、「掃除や洗濯などの家事はやる気のあるほうがやる気のあるときにやる」こと。生活に支障が出るくらい酷くなってもどっちもやる気が出なかったら仕方ない。2人で協力している。
私も自分のだけじゃないと思うと毎回やる気にもならないし、比較的私の方がやることが多いけどやらなくても文句は絶対言われない。
あとは、クリスマスだとか誕生日だとかって別にその時お互い欲しいものがなかったら「プレゼントを用意する必要ない」ってこと。世間一般的にはプレゼント交換をすることが多いようなイベントも、私たちには別に関係ない。欲しいものは自分で買った方がなんとなく大事にできるのだ。
それと、財布は別。家賃も折半。「2人で毎月10,000円ずつ出し合って2人の貯金を貯めていく」こと。その他、彼が光熱費、私が食費を管理している。でも貯めているお金からパーっとご飯に行くこともあるし、2人でまとまったお金がかかることがある将来のために貯めている貯金が自分のもの以外にあると安心感◎

結婚の「ソウジョウ」。葬場ではなく、幸せの相乗で掛け合わせたい

経済的にも精神的にも自立した一人一人の人間の生活する時間、場所、食べ物、、、などを重ねて、1つにしたら楽しくなった。これからまたいろいろなこと話し合って、暗黙の了解が増えていって、笑い合って、怒りあって、生きていきたい。
不謹慎すぎるけどソウジョウで両極端な未来がある。祖母が言った「運の尽き」だってなかったら私の母も私もいない。
私の結婚は幸せの相乗、楽しさの相乗、嬉しさの相乗にできるように。
「結婚なんで、人生の墓場」ネットで見たことあるセリフ。でも私の幸せが祖母の幸せにもなるみたい。じゃあ私の結婚が、私の祖母、母までも幸せにできたらいいな。だから私は結婚を、幸せの相乗にしたいと思っている。ソウジョウは2つのものを、掛け合わせてそのセキを求めることだから。