「HSP」という言葉、ここ最近耳にすることが増えてきた。
Wikipedeiaによると、意味は『高度な感覚処理感受性を、気質として持つとされる人のこと』。
SNSでたまたまみつけて「当てはまる人」をみていたら「もしかして」と思い、簡易診断してみたら案の定、私は「HSP」に当てはまった。
幼いころはあまり意識をしていなかったが、気質があらわれるようになったのはもしかしたら、母の「一歩引いて周りをみること」の言葉を意識をしていたからかもしれない。
戦略的に考えると主導権は握れるのではないか
SNSで「HSP」の特徴をみると、「つらい部分」ばかりフォーカスされているように感じてしまう。(これも気にしすぎなところがあるのかもしれない)
確かに、敏感に感じすぎて「生きづらさ」を感じるようなことは多々ある。
満員電車内のマナー悪い人を見るとイライラしたり、社内の人のため息や独り言に悶々としたり、人間関係でも、「あの子は私のこと嫌いなんだな」と察してしまう気持ちの辛さはよくあった。
しかし、大学生の時にふと気が付いたことがある。
敏感に感じてしまい疲れてしまうことはあるけど、戦略的に考えると主導権は握れるのではないかと。
きっかけは、「なぜ、あの子は周りをみていないだろう」と感じることが増えたこと。
イライラしたりもどかしい気持ちになってしまうのだったら、もう先に行動したほうが早い!と思った。
例えば、旅行中でどうしても譲れない行きたい場所があるとしよう。でも相手の話を聞いていると行きたい場所が違うことに気づいた。まず、相手の行きたいところを尊重する。『〇〇ちゃんが行きたいそこにも行こう!!』といえば、信頼を得ることにもなる。そのあとで、「どうしても私が行きたい場所があるだけどいいかな、、?」とまずは相手を優先にして自分の要望する。
自分のストレスが軽減したことに喜びを感じるようになった
幼い頃は相手の気持ちのその時、その時に振り回されることがあり「いいように使われているな」と思うことが多くあった。
積み重なっていくとストレスを感じることが増えた経験がある。
先手を打って誘導すれば、自分にも相手にもいいようにいくのでは?と思い、実行するようになった。
行動してみると、今までのもどかしい気持ちは減った。
自分のストレスが軽減したことに喜びを感じるようになった。
たまに、うまくいくのかどうかという不安がよぎることはあるが、相手の気持ちを察する気持ちが強いほど良好な関係は続くことに自信につながった。
中には、人間関係が破綻してしまった友人もいる。
今までだったら自分を責めてしまうことが多かったが、割り切れるようになったのも強みに変えられた。
【信頼】で結ばれた人たちに話してみると、また前に進める
「HSP」の人ほど生きていくには強いと思っている。なぜなら、生きていくには人との関わり方で大きく左右されるからだ。
HSPの人は、他人の気持ちに寄り添えることができるのが【信頼】につながる。
時に辛いと思う時があると思う。背負い込みすぎて、自己嫌悪に陥ったりするかもしれない。体力が消耗し休みの日はとことん寝て回復するかもしれない。なんで私だけと思うかもしれない。泣きたくなって泣けない気持ちになるかもしれない。
私は、辛くなったら「信頼している人に話す」ことを決めている。
【信頼】で結ばれた人たちに話してみることで、また前に進めるのがHSPの良さだと思う。
(但し、本当に自分が信頼している人に話すこと。価値観を押し付けるような人に話してしまうと負のループに陥る可能性が高いので自己防衛は大事)
今日も私は自分の強みを活かして、前に進んで生きる。