いつまでも変わらない私たちの関係。親友にとって私は「母」のような存在でありたい
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彼女とはもうかれこれ10年ほどの付き合いになる。
親友と呼べる唯一の存在であり、私にとって彼女は人生のキーパーソン。
だって、彼女は心の寄りどころであり、ライバルであり、良き理解者だから。
彼女とは高校生のときに出会った。
同級生でクラスは離れていたけど、同じ部活に所属していた。
だけど仲良くなったのは高校を卒業してからだった。
きっかけは覚えていないけど、地元を離れた私の元へ彼女が突然遊びに来る約束をしてくれた。
私は嬉しくて、急いで旅のしおりを作って送った。
この日はここに行こう。お昼ご飯はここで食べよう。
私の好きなものや場所を全て彼女に紹介したくて、ワクワクしながらプランを考えていた。
夜、成人になった私たちは缶酎ハイで乾杯をした。
その中で仕事の話や将来の夢、家族との辛かった出来事をたくさん話した。
今まで恥ずかしくて誰にも言えなかった心の悩みも。
彼女のことが友達から親友に変わった日だった。
私の話を聞いて、たくさん共感してくれて、涙を流してくれた。
私も彼女の話に共鳴した。涙が止まらない夜だった。
彼女はとても素直で、真っ直ぐで素敵な人だ。
それから彼女も私も、やりたいことのためにがむしゃらに行動した。
私たちはいつも違う場所に住んでいた。
数年に一度、お互いのいる場所にどちらかが会いにいく。
それを何年も何年も繰り返してきた。
私たちは離れている時間の方が長い。
だけど、いつでも繋がっていて親友と呼び合っている。
彼女のと長電話は私の生活の中の習慣になっている。
彼女は仕事に対して、前向きに行動している。
それを見て焦りや羨ましさを感じることがある。
“負けたくない”
それはすごく私のなかで刺激になる。
だから私はここまで、私の仕事ややりたいことを貫き続けてこれた。
彼女との時間は私の中で心地よいものになっている。
嬉しいとき、辛いとき、悲しくて泣いたとき、全て彼女に話したくなる。
それは彼女自身が私に対しても思ってくれていることである。
私は一生をかけて、彼女との時間を大切にする。
お互いに大切なパートナーができたら、嬉しく思う。
お互いに幸せな家族ができたら、嬉しく思う。
彼女は若くして、母と別れた。
心の中で彼女と彼女の母が会うことはこれからもできる。
それは彼女だけができる特権なんだ。
でも現実で会うことはもうできない。
私は親友でありながら、母のような心の存在になりたいと思っている。
彼女の母はあまりにも温かくて素敵な人だ。
そんな母のような人になってあげれるかは、彼女の感じ方次第だが、どんなことも彼女を受け入れることができる自身がある。
いつまでも私たちは変わらない。
お互いを見つめあって、変わっていく。
それを繰り返している。
私が文章でたくさんの人の共感を得て心を動かす原動力になると決めたとき、真っ先に彼女が私の文章を読んでくれて、泣いて共感して行動してくれた。
だから彼女が考えている夢の中のホテルが完成すれば、私は真っ先にホテルの良さを全力で感じに行く。
いつまでもお互いの夢を話してワクワクしよう。
それが叶ったら、また何時間も長電話をしよう。
数年に何度か会おう。
成長した私たちや、いつまでも子どものような心の私たちを一緒に感じよう。
彼女に出会えたことが、私の人生最大のメリット。
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