彼氏いない歴=年齢。「恋愛はがんばるものじゃない」という考え方

現在、21歳大学生、彼氏いない歴=年齢。
途中の女子校生活を、そろそろ言い訳にできなくなりつつある。同じ女子だけの学び舎で育った友人たちは軒並み、一度は彼氏ができたし、私も大学生になってから2年が経った。

なぜこうなったか、思い当たる理由はいろいろある。
まず、容姿の自信のなさや経験の浅さからくる、恋愛への消極性。
それから、そもそも好きな人ができないという問題。

最終的に、今は「彼氏なんていらない」と思ってしまっていること。彼氏がいないことが悪いとは思っていないけれど、私は結婚、出産という人生を視野にいれているから、いつまでもぼーっとしているわけにもいかないのだ。それでいてこのモチベーションのなさは、多少問題であろうと思う。

そして今あげたような原因の根本には、「恋愛はがんばるものじゃない」という私なりの考え方が存在する。

お互いが頑張ることなく「好きだ」と思える相手を見つけたい

友人が、オンラインで合コンをして、そこで会った男性とメッセージのやり取りをしているらしい。その様子を見ていると、どうも「気になったから」ではなく「好きになれるかもしれないからとりあえず」やり取りを続けているように見える。

それを否定するわけではなく、むしろ、すごいなあ、と思ってしまった。
私は初対面で気になると思えなかった人と「がんばって」メッセージのやり取りをして、「がんばって」いいところを見つけて、「がんばって」好きになろうとはきっとできない。
そうやって好きになった人への一生の愛を、私は約束できないから。

たぶん私は、重い。
軽い気持ちで付き合って、やっぱり違ったと別れる勇気などない。
一生相手を好きでいなければ、と思うし、相手が私を一生好いてくれなければ、と思う。
そのためには、お互いががんばることなく「好きだ」とぴったりと思える、運命の相手に出会うしかない。

しかしそれを、短期間で判断できる自信もない。
となると、たとえば大学の同級生だったり、将来で言えば会社の同僚かもしれないが、とにかく身近な人との、恋愛を必ずしも念頭に置かない日々の関わり合いの中で、「この人だ」という人を見つけなければならない。

「理想」は大切にすべき。だけど、一歩踏み出す勇気が私には必要だ

そんな調子だから私はもう21歳になってしまったのだし、すぐに30になって、出産の限界を目の当たりにすることになってしまいそうだ。

恋愛はがんばるものじゃない、将来を考えて真面目に付き合いたい、という自分の理想は、それはそれで素晴らしいものだとも思う。大切にすべきものだと思う。

でも、付き合って3日で別れるような思い切りのいい恋愛も見習いたい。
たぶんこの理想を貫いて、「この人だ」と思える人を見つけたとしても、それが何かの拍子に破綻したら、私のそこまでの恋愛観が崩れ去ってしまう……。

3日で別れるとまでは言わなくても、「ちょっと、試しに付き合ってみようか」くらいの感じで恋愛を始めてみたいものだ。そのお試しの相手は、自分の価値観に合致するかということを、いちいち事前に精査してはならない。その勇気が、私には必要なのだ。