彼氏ってなんだろう?と思っていた私に彼氏ができて…

あ~本当イライラする、と怒ってみたり、どうしよう……一向に気分が上がらない、と大きな憂鬱感に覆われてみたり、生理とお付き合いするのは本当に大変な事だった。 

学生時代は生理に伴う症状なんて、少しお腹痛いかも?くらいで、なんて事なかった。
なのに社会人になったら急に生理前の気分の落ち込みや、イライラして怒ってしまう事が必ずだった。
あ~女の人って大変。どうして、毎月こんな思いをしなければならないんだ??
生理に対して、いいイメージなんて一つもなかったし、生理前の症状が出るたびに、勘弁してほしいなんて風に思っていた。

そんな生理のイメージをガラッと変えたのは彼氏だった。
私は学生時代、ずーっと彼氏はいなかった。
彼氏がいる人達のことを、ませている……と思っていた。
でも、実際は私が子どもっぽいだけで、大学生になる頃には、私の周りの友達は皆、彼氏がいた。
その頃は、彼氏ってなんだろう?好きってなんだろう?なんてふんわり考えていた。
しかし、いざ、社会人になって彼氏ができて知ったのは、付き合うって体の関係を持つってことなんだ……ということだった。

昔から、友達との会話の中でも、あなたはピュアだから知らなくてもいいの!なんて言われて、私は大人の会話に入れてもらえなかった。
それもあってか、とにかく、性的なことに無知だった。
初めの頃はそれでも良かったけれど、あまりにも無知で、だんだん心配になっていった。
でも彼氏ができて、彼氏から色々なことを学んでやっと、友達の大人の会話も理解できるようになった。

毎月生理が来ることは、当たり前ではなかった

そんな中で、ある日、生理が一向に来なかった。
今日か今日かと、あんなにも生理を待ったのははじめてだった。
今日も来なかった。明日も来なかったらどうしよう。
焦る毎日だった。
もし、子どもを授かっていたら?産む?産まない?結婚する?しない?
そんな事ばかり考えてしまい、疲労していた。

しかし、そんな心配は取り越し苦労に終わり、無事に生理がきた。
私は生理が来て一安心すると思っていたが、生理が来たのを確認した瞬間なぜか、少し残念な気持ちにもなっていた。
不妊で悩む人がいる一方で、私みたいに生理が来なくて、妊娠したかもしれないと悩む人もいる。
子供を授かりたくても、授かれない人の思い……。
生理が来たということは、また妊娠できなかったという悲しさ……。
本当にわずかでしかないが、そのような気持ちを知ったように思う。

友達の中には生理不順で、薬を飲まないと生理が来ないという人もいた。
その事実を知って、私は生理不順もなく毎月健康的に生理が来ているが、それは当たり前ではないんだと気づいた。
性的なお話はよくない、下品だというイメージを持っていたが、自分の体や心を守るために知識を得ることはとても大切なことだと感じた。

生理の悩みを、恥ずかしがらずに周囲に話してみたら

女性は生理痛や生理前の心身の症状、生理不順など、女性ならではの様々な悩みがあるだろう。
だからそういうことが各々の中で日常化していて、誰かに相談したり友達同士で話題になることは少ないように思う。

今は、自分が生理で悩んでいたことを恥ずかしがらずに周囲に話すと、私も!わたしも!と共感してくれる人が沢山いて、一人じゃないんだと思い、こうするといいよ!ああするといいよ!とアドバイスし合ったり。
悩みは自分の中に留めずに信頼できる友達や家族に話せたら、こんなにも勇気や元気が出るんだ!と気づいた。
生理が来ることを鬱陶しいなんて思っていたけれど、女性としてとても大切なことで、毎月来ることがありがたいんだな……そんな風に思えるようになった。

生理に伴う症状から思わぬ多くの発見を得て、そして、色々な人に助けてもらい、今では上手に生理とお付き合いができるようになった。
女性である事に胸を張って、キラキラと私らしく生きていきたい。