2015年。
彼らと出逢ってから、もう6年が経つ。
彼らというのは、ダンス&ボーカルグループの5人組、Da-iCEだ。

顔面偏差値75のキャッチコピーで活動する彼らに惹きこまれた

きっかけは、趣味でしていた文通だった。
その時にやりとりをしていた方が、最近ハマっているアーティストでDa-iCEのことを教えてくれたことから始まった。

普段なら「聴いてみるね~」なんて、調子よく返して終わりになるところを、その時はなぜか観てみようかなと思ったのだ。これも神様のいたずらかもしれない。

PVを観て、驚いた。
めちゃくちゃイケメンじゃん……!
当時、“顔面偏差値75”というキャッチコピーで活動していて、それも頷けるほどの格好良さであった。

さらにボーカルの二人の歌声と来たら、鳥肌が立つほど上手で。高音と低音のバランスが絶妙で、こんなに歌える人がいるんだと今まで知らなかったことを後悔するほどだった。
キレキレのダンスにも心が奪われた。パフォーマーたちのダンスはもちろんのこと、歌いながらも音程がぶれずにきちんと歌い上げているところにまた感動した。
彼らの魅力に引き込まれるには、十分すぎる1分46秒だった。

それからCDを聴いたり、YouTubeなどを観て過ごしていた。
当時大学生だったわたしはファンクラブにも入ったものの、バイトなどでタイミングが合わず、なかなかライブには行けなかった。

遠征をして向かったのは、初めての武道館ライブは最高の時間だった

約1年半後の2017年1月。
彼らが初めての武道館ライブを、結成日に行うことになった。
ギリギリまで行くのを悩んでいたけど、「せっかくなら行ってきたら?」と母に背中を押され、一人で初の遠征ライブに行ったのだ。

勢いでチケット取って行くことになったが、他県までライブに行ったことがなかったため、不安の嵐だった。
けれど、SNSで仲良くしてくれている子もこのライブに参加するということで、会うことになった。さらに会う方には、他にも会う方がいて、その方もわたしがやり取りをしている中の一人だったという偶然が起きた。

一人で行動していたのが、輪が広がっていき、好きなものを語れる仲間が出来た日だった。
わたしの周りにはDa-iCEを知っている人がいなくて、知らないのに無理に誘って自分が楽しめないなら一人でもいいやと思っていた。
だから、こういう繋がりが出来るのであれば、一人で行動していたのも悪くないなと思う。
このライブに行って、本当によかったと心から思った。

魅力いっぱいの彼らを応援しつづけたい。そう思った新幹線の中

公演ももちろん、最高だった。
もう本当に最後というときに、一人一人がファンに向けた言葉に涙した。
ここでゴールなのではなく、さらに上を目指すためにコツコツ頑張っていくと言っていたわたしの推しであるリーダーをさらに好きになった。

あくまでもここは中間地点で、ゴールではない。
飛び級することは出来ないから、コツコツ頑張るしかないと自分たちの戒めでもあるかのような謙虚な姿勢に心から尊敬している。

イケメンで、歌もダンスも出来るのに、どこまでも謙虚で誠実である。
トークは自分たちらしく、飾らないところがまた魅力的で。
ライブやイベントでどれだけファンを楽しませようかと、考えてくれていることが伝わってくるグループに出逢ったことが初めてで、それに加えて自然と友達の輪が広がっていくというのはDa-iCEならではのことなんじゃないかと思った。

そんな魅力でしかない彼らを応援し続けたいと、一人余韻に浸りつつ帰りの新幹線で思ったのだ。

今年もどうぞよろしくお願いします。の気持ちで更新するファンクラブ

2021年になり、ドラマやアニメの主題歌に抜擢されて話題にもなっているけども、変わらず彼らの姿勢は変わらない。むしろ昔よりも自分たちらしく表現しようと生き生きしている気がする。

推しが楽しそうだとわたしも嬉しい、まるで恋のような感情を抱いている。
年に何回か行くライブは、なんなら遠距離恋愛のデートくらいのスタンスだ。
年々その想いは高まっていき、「今年もたくさんデートができますように。どうぞよろしくお願いします」という気持ちでファンクラブの更新をし続けている。

きっとわたしは来年も、更新をする。
それは1年分わたしが存分に推しますという決意表明も込めての更新であり、わたしの年々積もっていく彼らへの想いの更新でもあるから。