「推し」は人生を変える!尊い存在に出会えたこと自体が奇跡だよ♡
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
【今回のエッセイ】
ファンは推しの鏡などと言われることもあるように、ウルトラマンのファンは芋ブスであってはならないのだ。やはり好きな人(?)と並ぶ時は、ちょっとでも可愛く見せたい!垢抜けなくては……!その日から私の見せ方研究が始まった。
中尊寺まい(以下まい):投稿者さんの推しへの想い、すっごく分かるぅううう〜〜〜!私はもともとT.M.Revolutionこと西川貴教さんがDAISUKI!だったんです。モチのロンで会場はものすごく大きかったし「会いに行く」というよりも「見に行く」距離感だから、自分の見た目にはそこまでこだわっていなかったんですよね。
まい:ただ、高校生の頃から、もう少し規模の小さいバンドを応援するようになって、毎回ライブハウスや握手会に通っているとご本人に認識され始めるんですよ。「今日もありがとう」なんて言われた日には“嬉しい”を通り越して“やばい!”という感覚というか(笑)。
とにかく嫌われたくない一心で、見た目にも気を遣うようになりましたね。可愛くなりたいというよりも、本人に「こいつキモイな」って思われたくなかったし、他の人からも「気持ち悪いファンの多いバンド」って思われたくなかったんだよね。
益子寺かおり(以下かおり):私も小さい頃からZUTTO“推しのいる生活”を送ってきましたネ!幼少期は漫画のキャラにガチ恋し、ガラスの十代はバンドやお笑い芸人さん…“推し”に人生を豊かにして貰ってきたなぁ~!
ただ、「推しと接触する機会」は、ガラスの二十代にZOKKON命なプロレス!を好きになってからかも。プロレスは物販に選手の方がいらっしゃることも多く、購乳時に一緒に写ルンですや握手をしていただける機会もあって。そういう時は、選手の皆さんや周りのお客さんに対して「ご迷惑のないようにしなければ...!」って気が引き締まるなぁ。だから投稿者さんの気持ち、わかる~!
かおり:でも、ベッド・インとしてステージに勃って、応援してもらう側になってみて思うことは、ナニよりも、会いに来てくれたり、応援してくれる気持ちがマンモスうれPんだなってこと!どんな格好でも言動でも、一挙一動が愛おしいの…!ホントに気持ちが全て♡
投稿者さんみたいに「推しに会うから綺麗にならねば!」って想いもロンモチで嬉しいし、一方で、もしも見た目や服装に対してマイナスな気持ちで悩んじゃってる子がいたら、「何も身構えなくてダイジョーブイ!そのままの君で会いに来て♡」って言いたいナ!特にベッド・インはバブル文化をコンセプトにしてるので、おギグに来る時に「ボディコンを着ないといけないのかな…どんな服装で行けばいいんだろう」って心配に思っちゃう子も結構いて。そんな時は「自分が一番ABCDE気持ちになれる、自由な服装で来てチョンマゲ♡」って伝えてます。おギグの時間を心から楽しんで貰えることが、自分たちにとって一番の幸せですからネ!
まい:100%SO!かもね~♡これまで自分が色んな想いを抱えて推しのライブに行っていたからこそ、今、ステージにおっ勃つ側になって、ファンの方の気持ちが分かるってこともあるよね。
チェキ会とか、サイン会をやると、上手く喋れなくなっちゃう方もいて。きっと、色々あれ喋ろう、これ喋ろうって考えてきたのに、キンチョールでわかんなくなるんですよね。私もうまく話せなくて「絶対、きもいファンだと思われた…」ってしばらく凹んだりしましたもん。
かおり:ホントそうだよね!私も、今でもプロレスラーの皆さんの前だと、DOKI DOKIしてうまく話せなくなっちゃう…/////だから、チェキ会とかでキンチョールしてる性徒諸クンに会うと、「その気持ち、全部わかるよ!」って抱きしめてTONIGHT!したくなる…♡
最近はソーシャルディスタンスの関係でオアズケプレイが続いているけど、コロナ禍前のベッド・インのチェキ会では、性徒諸クンへの愛おしい気持ちが爆発して、思わずパイオツ当てたり、自分たちからお触りしにイッちゃって…♡性徒諸クン達は本当にお利口さんで…来年で結成10年目ですけど、今まで現場でもSNSでも、負の感情が起きたことって一度もないんですよ!本当に恵まれてるな~って思うし、性徒諸クン達を誇りに思ってる!
まい:うんうん。それに「今まで人の目が気になって露出のある服を着れなかったけど、ベッド・インを見ていたら勇気が出て着れるようになりました!」とか「好きなものを、自信を持って好きだと言えるようになりました!」って、自身の変化を報告してくださるお客さんも多いんです。今推される側になったときに、ベッド・インがナニかのきっかけになっていることは、すごく嬉しいな。
かおり:ほんとにそう!そしてその分、みんなの想いを背負ってる感覚もあるというか。「みんなを桃源郷に連れていくぜ!付いてきて!」って気持ちでステージに勃ってるし、性徒諸クン達のことを誇りに思っているからこそ、「いま自分は、性徒諸クン達が誇れるような生き方ができているだろうか?」ってことは、常に勃ち戻るようにしてますね。
かおり:ほんと、推しの存在って、人生すらも変えてしまう…!私はOLだったガラスの二十代の頃、“24時間戦えますか状態”で仕事に忙殺され、バンド活動が中途半端になってしまっていて。そんな時におナマで見た試合があって。激しい闘いの後に、新日本プロレスの中邑真輔選手が放った「過去と闘って何が悪い!昔を超えようとして何が悪い!未来は俺が作る!生きたいように生きる!なりたい自分になる!」って言葉が胸にズッポシ突き刺さり、涙が止まらなくなったんですよね…。それで「私、自分の気持ちに嘘ついてるかも…私も生きたいように生きて、なりたい自分になってやる!」と、OLを辞めて音楽活動に本気になろうって決めたんです。だから推しであるプロレスと出逢っていなければ、君は1000%で今の自分はない!
まい:ライブに行くと、アーティストが「来てくれてありがとう~!」ってお客さんに向かって言うことが多いじゃないですか。お客さんで見てた時は「ありがちだな〜」とか思っていたんですけど、あれは、本当にそう思って出てくる言葉なんだって、ステージに立つようになって、改めて感じましたね。あまりにもかけがえのない時間すぎて、ひとりひとりの顔がみたくて、たまにギターをミスったりしてます(笑)
かおり:100%…SO!かもね~♡推して、推されて、ホントに幸せな人生だなぁ~ってつくづく思う♡だって「思い出すだけで幸せな気持ちになる存在がある」って、最強だと思わない!?「推しがいると、一生楽しく暮らせるよね!」って、ともだちんことも日々話してる♡
だからこそ、投稿者さん!お友達に「いつか(現実世界で)いい人に出会えるよ」って言われる…とのことだけど、幸せの形は人それぞれだから、全く気にせずこのままでダイジョーブイよ♡だってこんなに自分を高めようと思える、大事MANな“推し”という存在に出会えたこと自体が奇跡だもの…!周りのことなんて気にせずに、自分がスキスキスーな存在を誇って、バコバコ推してイコ♡
踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are 〝BED・IN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ♡
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。