私は昔から母親と衝突ばかりしていました。それは今思えば、私を見てほしいという気持ちの塊をぶつけていたのだと思います。
私だけ愛されていない気がする。そんな気持ちが根底にずっとあって、中学、高校を経てその気持ちは加速するばかりでした。
今、私はある病気の治療をしています。病気の詳細は言えませんが、その病気を伝えた時は家族に対して「こうなったのは全部あなた達のせいだ」という責める気持ちでした。
だけど、時が経ち、都合で今までの病院を転院することになった時、家族たちに伝えたら兄弟ふくめ叔父叔母もついてきてくれました。母もついてきてくれるように言っていましたが、都合で今回は辞めてもらうことにしました。父はもういません。亡くなっています。
私は、今まで家族を責めていました。愛されていない気でいました。でも、それは間違いだったのだと気づくきっかけになりました。
みんな時間を作って私のために、遠くから集まってくれたのです。
愚かだったのは私だったのです。
そのことに気づいてから、思い出すようになりました。
小さい頃、兄が1番大きいケーキを譲ってくれたこと、母が一緒にチェスをして勝たせてくれたこと、父が本を買ってくれたこと。
私はとてもとても大きな愛を、知らないところで与えてくれていたことを。
それはキラキラしていて、元気になるものです。
だから、私が家族に伝えたいことは「愛してくれてありがとう」です。
これから、病気を治して、家族のような人になれるようになりたいです。
拙い文章だったと思いますが、ここまで読んでくださってありがとうございました。