重なる体調不良が心の不調も引き出し、何も手につかなかった2021年

心身ともに健康に生きること。「健康に生きるなんて当たり前じゃん」と思われるかもしれない。しかし、2021年、私にはできなかった。

2021年の3月から上京した私は、環境の変化に対応しきれなかった。上京して早々にストレスによって、毛嚢炎になった。夏には、電車の中で倒れかけた。神経調節性失神によるものだろう。
今まで、体調不良やお風呂でのぼせた時などに失神したり、嘔吐したりしてしまったことはあったが、普通の時に倒れると感じたことは初めてだった。自分で倒れる前に対処できたので何とかなったが、我慢してしまっていたらどうなっていたのか……。

その後、1か月半ほど体調が悪く寝込んでいた。新型コロナウイルス感染を疑われるほどの熱を出したこと、2回のコロナワクチン接種、親知らずの抜歯によって体調が悪かった。
体の不調が心の不調も引き起こした。「私はなぜ生きているのか」「私は何がしたいのか」「誰にも必要とされていない」と感じてしまい、何も手につかなくなった。

世界を色鮮やかに見せた、GYUTAEさんとメイクとの出会い

元々、積み重なっていたちょっと嫌だな、辛いなと思っていたことが、この時、感情の中で大きな割合を占めることになったのだろう。うつ病なのかとも考えた。
そんな時に出会ったのが、美容系YouTuberのGYUTAEさんだった。寝るかSNSをチェックするくらいしかできなかった時、ふとSNSに回ってきた。

YouTubeを見て、はじめのうちは「メイクでこんなに変われるんだ、へー」としか思っていなかった。美容系YouTuberの方は元々綺麗で、可愛くて、高いコスメを使っていて……という人ばかりという印象が強く、たまにしか見ていなかった。
しかし、GYUTAEさんは整形級のメイクをしていて、韓国コスメが多かったため、他の美容系YouTuberの方とは違うという印象があった。時間はあったので、たくさん見ているうちに、「真似してみたいな」と思った。実際に真似してみると、「あ、私、メイクほんとは好きじゃん」「メイクって楽しい!」と気づいた。

もやもやとした霧が晴れたようだった。世界が色鮮やかに見えた。それを機に私の体調は徐々に回復していった。
メイクは今では私の趣味の一つで、全く同じメイクをすることはほとんどないくらいメイクを楽しんでいる。心の健康と身体の健康はリンクしているのだと感じた。
心身ともに健康に生きることは、簡単なようで私には難しい。忙しすぎても体調を崩すし、暇すぎても先程のように体調を崩す。予定の自己管理をすることも私の健康には必要なのかもしれない。

幸せを感じられることは何なのか模索するためにも、健康に生きる

自分にとっての幸せ。やりたいこと、幸せを感じられることは何なのか模索したい。これを探す旅が人生なのかもしれないとは思う。
しかし、1年ちょっと必死に頑張っていた活動が急に楽しくなくなってしまった。楽しくないからあまり活動しなくなった。じゃあ、今の私にとってやりたいこと、幸せなことって何だったのだろうとわからなくなってしまった。

周りの友人は何をしているのか考えてみたら、出会い系アプリをやってみたり、合コンに参加したりと恋人探しに必死になっている人がたくさんいる。恋愛をしたい人はそれでいいと思う。
ただ、私はそこまで必死になって恋人を見つけたい訳ではない。マッチングアプリを体験してみたらみんなの気持ちがわかるかもしれないとは思う。危険な話も聞いているため、私には向かない気がする。これからは新しいことや今までハマっていたことを再びやってみようかなと思っている。
それで何か自分に変化があるかはわからない。でも、うじうじ考えていても仕方ないと思うので、思いついたことを時間とお金の許す限り、何でもやってみたい。

健康と幸せってそこまで関係していないと思う人もいるかもしれない。健康に生きることは幸せなことがあるからこそで、幸せに生きるためには健康が必要なのではないかと2021年の経験から感じた。
2022年、健康と幸せの両方を実現できるようにがむしゃらに生きる。