ご飯も、買い物も、旅行も。彼氏がいなくても1人で何でもできる

「私1人で何でもできるんだよね。ご飯も、買い物も、旅行も」
「それ彼氏いらんやん、1人で生きていけるやん。俺無理やわ1人で行動すんの」
そう、正直私は彼氏がいなくても案外1人でなんでもできる。でも彼氏が欲しくてこうしてサイトに登録し、男性と会話をしているはずなのに、話しているうちに自分の感情と本来の目的がわからなくなってしまった。

私が1人行動し始めたのがいつからかなんて覚えていない。
「1人でお金下ろし行けない、コンビニも嫌」
「じゃあお金どうやって下ろすの?嘘でしょコンビニも?」
「ママに頼んでるし、1人で出かけるのなんて寂しいし誰かにあったら気まずい」
「うわぁ、まじか」
と友人に呆れたことを思い出せるので、高校生の頃すでに大丈夫だったはずだ。

その友人も今では東京で1人暮らしをしているし、確かに人といることが多いのはSNSで確認できるが、以前1人でマクドナルドに行ったと報告されたときは我が子の成長のような変な感覚になったものだ。

子供どころか相手すらいないのに。環境の変化と年齢によってできなかったことが、できるようになる。焦らなくてもいつか適応していく。
しかし20代も半ばになって、1人でどこにも行けない男性もいるのか。であれば1人が、いかに楽しいか教えてあげたい。

1番好きなのは1人旅。ノープランで気ままに過ごすのが好き

私が1番好きなのは1人旅だ。これをいうと大体、私の友人の半数くらいは「えぇ、1人で?寂しくないの?」と必ず言う。
そもそも1人が寂しいだなんて時点でおそらく価値観が違う。1人は気楽だ。ちっとも寂しいと思ったことはない。私は旅行をする時、大体の行く場所を確認しておく。そして後はノープランだ。

行く場所も1人であれば案外時間もかからない。そしてホテルのチェックインが始まったら、すぐホテルへ行き一度休憩する。その休憩中に撮った写真を見返したり、買ったものを整理したり、日記に書いたり、まったりとする時間が間に欲しいのだ。

そして1時間ほど休憩した後、SNSではなくGoogle Mapを開き周辺にどんな店があるのか見てみる。するとネット上にない店が案外あったりする。写真や口コミを見てそこへ向かう。
この休憩を挟んで疲れをリセットし再度外出する。これがとても楽しい。現地に行かないとわからない場所は案外たくさんある。

これは私の性格上なのだが、私は1人で旅行すると人格が変わる。実際には変わっていないのかもしれないが、ただそんな気がしている。おそらく、知らない土地に降り立った興奮でアドレナリンが出ているからかもしれない。
基本知らない人とでも楽しく話せる。屋台に行くと気さくな店員さんたちが話しかけてくる。屋台という小さいコミュニティでも他のお客さんも交えて話すことで一体感が生まれ、「私、今旅行に来てるんだな」という気持ちをさらに強めてくれる気がしている。

自分を癒やす1人の時間は、新しい価値をもたらしてくれる

もちろん友人と出かけるのが嫌いな訳ではない。
友人と一緒なら楽しさ倍増。ご飯もいくつかをシェアすることができる。しかし、1人では胃袋に限界がある、これは私が思う悔しい点の一つでもある。
だが、1番の問題点は、大人になるにつれて自分と友人の環境の変化が必ず訪れてしまう。
予定を合わせて計画を練り出かけることが難しいのだ。
それになんだかんだ気を使うこともあるし、長時間一緒にいると私は疲れてしまう。疲れてしまっては自分を癒やす旅行の意味がなくなってしまう。

それなら自分で気の向く方に進むほうがとても楽しい。1人旅をしたことがない人は是非ともしてみてほしい。新しい場所、人、食べ物、それらは必ず自分の経験となり、新しい価値観が生まれるきっかけになるかもしれない。

そう彼に伝えるはずが、気が付いたらもう連絡を取らなくなってしまった。私もまだ当分は1人旅を楽しめそうだ。