わたしは手書きで色々なものを記録する癖がある。
好きなのだ。
スケジュール帳、日記、毎日夜に書くその日の自分のプチ振り返り、読書ノート。
どんどん溜まっていく、なかなか読み返さない。
そのくせ捨てられない。
お気に入りの手帳を使う楽しみ、探す楽しみ
手帳は高校くらいからつけ始めた。
バイトを始めて、曜日と時間で決まらない予定の管理に悩んだ時に始めた。次第にどんどん書き込む予定の種類が増えてきて、いついつまでにこれをやる、って自分リマインダーにもなっている。
毎年10月頃になると、翌年の手帳を探すのを楽しみにする。
連続して使い慣れた同じものを愛用したいタイプ。大好きなディズニーのキャラクターのストーリーブックという、ビニールカバーがついていなくて絵本のようなハードカバーになっているデザインがとてもとても気に入っていた。
それは毎年1種類だけ発売されていた。
ある時からそれを見つけられなくなった。製造終了してしまったのだろうか。それを機にドイツのあのノートブランドを使うようになった。
中身は全く一緒だけど、毎年すごい種類の表紙の絵柄が発売されるので楽しい。
手帳を買う時に困ることは、いつ切り替えるかだと思う。
10月始まりのものは大概12月末まで使える。
毎年10月からのその2ヶ月は、今まで使っていたものと新しく買ったものどちらを使うべきか悩んでしまうのだけれど、これについてたくさんの人の意見を是非聞きたい。わたしは毎年まちまちである。
手帳に日記に「ほめほめノート」に読書ノート。どれも捨てられない
手帳より歴史があるのは日記か。
手帳のフリースペースやウィークリースペースに書く。毎日つけるわけではない。
嬉しかったことを書くタイプと悲しかったことを忘れたくて書くタイプと、大きく日記はふたつに分かれると聞いたときは面白いなと思った。
かくいうわたしはどっちも派。
嬉しかったことは後から見返してにまにまする。苦しいことを吐き出したら読み返さない。
毎晩のノートは「ほめほめノート」を参考にしたもの。
あまり意味や効果があるかは不明だけれど、寝る前に1日の自分を認めてあげられるとスッキリできるのでいい。
とにかくとんちでもなんでも、今日の自分の偉かったことを箇条書きで書き出すノート。始めてまだ2冊目。
読書ノートはもっと簡単。
書き留めておきたいなと思ったセリフをただただ書き出すだけ。マイ語録ができる。
いつ読んだ、何というタイトルの本かはメモしないのに、読み返すとなぜか大概思い出せる。不思議なもので今の自分にはそんなに名言とも思えないこともある。逆に、めちゃくちゃいい言葉だなあとも。
歴代最高だと思っているのは、「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」。
これは実は本のタイトルなのだけど、村上春樹さんの言葉。
寝るために起きるみたいなへんてこなことを言っていそうで、起き上がる時に希望を見出せばきっと再起できるよと慰めてくれるような、とても芯のある名言だと思う。
この読書ノートが一番後から読み返す。
ただこんなに何種類ものノートを保管する意味はあるのかなとたまに思う。
ひとまず今はそんなに数もないので綺麗に棚に挿したりせず、机の隅に積み上げてある。目はやるけど開くまではなかなかしない。わたしの蓄積。そんなにかっこいいものではないかもしれないけれど。
このノートたちはどうしようか。
この先どうなるのか。
捨てずにいる意味はあるのか。
わからないけどずっと捨てられないもの。