私はつくづく、自分の人生はついていないなあと思う。何とか28歳の今日まで生きてこれたけれど、今までの人生、振り返ってみれば上手くいったことなんてほとんどない。
他人の目を意識して仕事をし、いつも依存先を求めた恋愛
例えば仕事。
英語系の短大を卒業して、就活をしたが見事に失敗。正社員になれず、とりあえずで始めたアルバイト。結果的に2、3年ほど続くことになるのだが、当時の私は人と話すことが今よりも数倍苦手で、自分の意見なんてとても言えなかった。常に他人の目を意識し、何をするにも委縮していた。
自分に自信など持てるはずもなく、そのアルバイトを辞めた後も派遣や別のバイトを転々として、宙ぶらりんな生活を送っていた。
そして恋愛。
自己肯定感が極度に低い私は、依存先をどうしても恋人に求めてしまう。それが仇となるのかは定かではないが、大抵恋愛も上手くいかない。その時だけの関係の人も何人かいた。
頭の中ではちゃんと自立して、しっかり自分の足で生きていかなければと思うのだが、何をどう頑張ったら良いのか分からないのだ。普通の人には理解されない悩みだと思うが、私自身、日常生活で生きづらさを感じるほど思い詰めることがある。
ここ最近も、夫との離婚問題でだいぶ精神を削られている。何度も自分を責めたし、心が壊れそうになったことも数えきれないほどある。これから未来あるかわいい子どもたちの母親として、強く生きていかなければいけない。
占いによると、ご先祖様に守られている私。私は一人じゃないんだ
そんな中で、道しるべを求めて縋るような気持ちで占いをしてみた。私自身あまり占いを信じすぎるタイプではないが、全く信じないというわけでもない。
一通り占い結果を聞いた後、占い師が言った言葉が私は忘れられない。
「あなたは、ご先祖様とか、高次の存在にとても守られている。あなたは大丈夫だ、強く生きなさい、とメッセージが出ている。今まで行けていなかったならお墓参りに行くように。それが難しいなら、毎朝起きた時と毎晩寝る前に、手を合わせてお祈りしなさい」
私はずっと一人だと思っていた。実際自分の悩みなんて、いくら人に話したところで完全に理解されるものでもないし、この痛みは自分にしか分からない。しかし、占い師にこう言われたことで私は一人じゃないんだ、と思うことができたのだ。
さらに驚くことに、後日また別の占いに行ってみたところ、そこでも同じようなことを言われた。
あなたはご先祖様に守られている、と。亡くなった人はあくまでこの世にいない人で、私の目には見ることができない。しかし、もしもすごく高いところから私を見守ってくれているのだとしたら……。そう考えると、私のこの人生を生き切るためにもう少し頑張ってみるのも悪くないな、なんて思えるのである。
見えない姿でも応援してくれる人がいるのなら、それもきっと悪くない
ずっと、強くならなければいけないと、自分に悪い暗示をかけていた。理想は高いのに現実の自分はまだまだ追いつけていなくて苦しくなっていた。それをプレッシャーに感じ、ありのままの自分自身を認めることが出来なくなっていた。
だけど、応援してくれている人がいるのだとしたら。実際に姿は見えなくても、念を送ることで何か大切なものが見えてくるのならば、それもきっと悪くはないだろう。
これからは胸を張って生きていけるように、高次の存在が応援してくれていることを忘れずにいようと思う。