自分が何者にもなれないことを、どうやって受け入れようか。

現在時刻AM6:14。昨日は夜10時に寝落ちしてしまった。起きたら1時半を過ぎていた。そこから4時間、今に至るまで自分の存在意義について考えている。

◎　　　　　　　　　　◎

思えば私は生まれてから20年、割とずっと自己肯定感が低い。自己肯定感の低さには家庭環境が大きく影響するとどこかで聞いたことがあるが、私の家庭環境は恵まれている方だ。
両親は優しく、裕福ではないものの、毎日お笑いの話、好きな漫画の話、時には過去や将来のことを語ったりもして、笑顔の絶えないお家だった。
文末が過去形なのは私が大学進学を機に一人暮らしを始め、コロナ禍ということもあり、あまり実家には帰っていないからである。
早く実家に帰りたい。こんなにも家族と実家に居心地の良さを感じているのにも関わらず、自己肯定感は全然上がらない。自己肯定感の低さを家庭環境のせいにできないことにも自己嫌悪が加速する。

私の場合、自分の価値を感じられないことについて、エンタメの存在がかなり影響している。
昔から国内ドラマやJ-POPなどを好んでいたのだが、年齢が上がるにつれ、同世代の俳優や歌手を見かける機会がとても増えた。この俳優さん素敵だな、と思ってプロフィールを調べると年下だった時は少し落ち込んだ。
自分がこうやって寝ながらドラマを見ている間に、自分より生きた年数が少ない人がテレビに出てお金をもらっている。私って今まで何してたんだ！？

◎　　　　　　　　　　◎

先にお伝えしておきたいが、この文章は自分が何者にもなれないということをどうやって受け入れたのか、そんなことは一切書いていない。結局どうすればいいんだろうな～わかんないよな～という話である。

自分のことが好きになれないというのは、結構しんどい。そもそも、自分のことを無条件に愛してくれるのは自分だけだと常々感じる。親でさえ、自分の子どもを愛せない場合があると聞く。
私の両親は私のことをいつも心配しているし、私のことを考えてくれていることが言動の節々から伝わってくる。それでも家族とは血が繋がっている他人だ。察することはできても、心から私を愛してくれているか知ることは物理的に不可能だ。
そうなってくると、自分の心、本心を覗ける相手は自分しかいなくなってくる。そんな自分が自分のことを好きでいられないというのは、心の大きな拠り所なしに生きているのと同じだ。だから私はずっと苦しい。

◎　　　　　　　　　　◎

どうやったら自分を好きになれる？何かを成し遂げたわけでもなく、同世代の芸能人に嫉妬ばかりして、今ふと鏡見たけどめっちゃブスやんけお前。ブス、というより意地汚さが顔に出てるんだよな。
自分が何者にもなれないことはまだ受け入れられそうにないし、自分のことは今もまだ好きじゃない。残念ながらそれでも人生は続くので、どこかで折り合いをつけなければいけない。

いつかこの文章を見返して、この頃の自分めちゃくちゃ自己肯定感低いな～！と笑える日が来たらいいな。
現在時刻AM7:08。今から好物のだし巻き卵を作ることにした。自分のことを大切にしてみることから始めたいから。