私は、小中高と卒業式では泣きませんでした。その理由は、「色々経験した学年だからこそ、笑って笑顔で終わりにしよう」と心に決めていたからです。
コロナでどうしても欠席した友達もいた中での卒業式だったので、悲しかったけど泣いちゃったら明るい学年だったのにってなったらその子たちに申し訳ないかなと思ったのです。
みんなが泣いている中、これからの未来を大切にしようという決意を私は、あの場でして来ました。

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私は、実は泣き虫なのですが、それでも忙しすぎて、泣きたくても泣けなかった学生時代がありました。教室の移動だったり、授業と授業の合間の給食も早く食べなきゃならないし、私は咀嚼が遅いタイプなので必死で噛んでました。でも、授業自体が楽しすぎて嬉しすぎて泣くひまがなかったです。

恋をしていたあの人に涙が出なかった理由は、もう別れる準備をしていたからなのかもしれないです。
「あなたとはつり合わない。もともと片思いだったしね」と自分に思い込ませて心を沈めて、優しい彼に「またいつか会いましょうね」と言いました。そしたら彼は、「そうだね。またどこかで会えるといいね」と言ってくれました。
私は、心の中で泣きました。会場で泣かなかった分全部。その日の空は青くて晴れていて、ある意味泣きたかったけど泣かなかったのかもです。

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2年前のコロナになる前の国体の陸上の種目で、いい成績を残したのにうれし涙が出なかった理由は、単純で恥ずかしかったからと、もっと上を目指せる気がしているのでここで泣いたらダメだと思いました。
そして、最近、とってもいいタイムが出て、三年のブランクがあったにも関わらず出せてよかったです。このまま今年の3年ぶりの国体で泣かずに笑顔で終われるように頑張ります。

私は、感動的なドラマを見ても、母が涙を流しても、泣かないんです。心では感動していているのですが、それでも泣かない理由を自分なりに考えてみたら、私は、いちいち泣いていたらみっともないと、自分のプライドというブレーキをかけていたと気付きました。だから、逆に主人公の想いに感情を入れないで寄り添ってあげた方が、私は主人公の気持ちが心に刺さるので、ドラマを見る時はそのスタイルで楽しく見ています。

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人は、どうして泣くのでしょう。
人は感情で動いています。悔しくて泣くのか、感動して、それとも嬉し涙、色々な涙は、一人一人のその時その時の心の想いが交差して初めて、頬を優しく寄り添うように通る涙が出来てくると思います。

それとは反対に、泣かなかった理由はそれぞれ違うと思いますが、多分、強がって大切な人に見せたくないっていう気持ちが強いからかも知れません。
私だって強がっていたい、かっこいい自分でいつだっていたいと想うときがあります。だからいいんです。
泣いてスッキリしたい時は、思いっきり泣いて、泣きたくないときは全力で強がって、自分のありのままな気持ちを素直に出せば誰かが分かってくれるし、きっと明日は、心も体も晴れて空が笑ってくれるはずと信じています。