私は来年、大好きな彼と結婚する。
今の会社を辞めて上京する。
2年前の今日、新卒1年目だった私は、会社に行けなくなった。
上司からの理不尽な要求に伴う過重労働で残業時間は膨れ上がり、心身共に疲弊し朝起き上がれなくなった。
会社に行くことを体が拒否し、涙が止まらなくなった。
適応障害と診断され、4ヶ月休職した。
◎ ◎
復職し、元いた部署に戻り働いたが、精神的に落ち込むことが多々あった。
自分の何が悪かったのか、なんで自分は他の同期のように楽しく働けなかったのか、自問自答を繰り返し、自分を責め続けていた。
だが、年次が上がっていくと同時に、その当時のパワハラ上司や周りの管理職の管理能力のなさに気づくと共に、新卒1年目の人間に対するパワハラはいじめと同じだと思うようになった。
そして、パワハラがあってからも、全く対策をしているようには思えない会社に対しても、以前に増して、確信を持って憤りを感じるようになった。
何度も同じ人間がパワハラを繰り返していて、パワハラの加害者は降格などの処分もなく、
何事もなかったかのように働いているのだ。
元々、根が真面目でどんなことにも積極的に取り組めることが取柄だったが、この会社では
全く発揮できなかった。私のやる気と元気を奪ったパワハラ上司とその環境を心から嫌うようになった。
全く変わろうとしない、人材育成を大切にしない会社を、私は去ることに決めた。
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同時にその頃、お付き合いしていた彼との間に結婚の話が持ち上がった。
一緒に生活していくにあたって、私は仕事のペースを落として家事を頑張った方がいいかと彼に聞いた。すると彼は、私がしたいようにすればいいと言ってくれた。
優しい彼に心から感謝した。
私は私のキャリアに花火を打ち上げることに決めた。
もともと挑戦してみたいと思っていた(興味のある)職業への転職にチャレンジすると決めた。
ハードな仕事ではあるが、確実にキャリアの上ではプラスになる。
働きながらの転職活動はしんどかったが、自分の人生がかかっていると思ったら頑張ることができた。結果、キャリアアップに繋がる転職を叶えることができた。
復職してからの2年間、また会社に行けなくなったらどうしようという思いを抱いていた。
今は、リハビリの期間だからゆっくり頑張れと自分に言い聞かせて働いてきた。
しかし、その思いを抱えつつも同時に粘り強く、貪欲に働いてきた。
数少ない優秀な上司の行動や言動を細かく見て、盗んできた。
今だ!と思った瞬間に羽ばたくために力を蓄えてきた。
負けず嫌いな私は正直心の奥底で、こんなところで私のキャリアを潰されてたまるか!とずっと思っていた。
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自分の人生の舵取りは自分でする。
自分の幸せは、自分で築き上げる。
自分の置かれている環境は、自分で選択できる。
今回の転職は、また1つ大きな自信になった。
私は来年、上京する。
大好きな彼氏と結婚する。
そして、キャリアアップも叶える。
これが私のやり方で、これが私のリベンジだ。