12月の半ば、公式LINEから送られてきた新テーマ、『百万円の使い道』。
このテーマを見て、真っ先に思いついたのは「旅行代」だった。
と言うのも、現在大学4年生、次の4月から社会人の私は、大学生の間にまっっっっったく旅行に行けなかったのだ。
強いて挙げるなら、一人暮らしの寮から実家へ帰省したくらい。
旅行できなかった理由は皆様お分かりだろう。
そう、新型コロナウイルスによる行動規制だ。

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コロナで行動規制がかかり始めたのは、私が大学2年生になる直前の春休み。
バイトは中止になり、4月からの授業は全てオンライン。
外出しないのが当たり前の生活が始まった。
行動規制は2年生からでしょ?じゃあ1年生の頃は旅行とか行ってたんじゃないの?と聞かれると、答えは「NO」だ。
1年生の頃の私は、初めての一人暮らし、初めての大学生活、初めてのバイト……と初めてだらけの生活にあたふたしており、旅行どころではなかったのだ。

とりあえず、1年生のうちはこの生活に慣れることに専念しよう。
そして2年生になって心身ともに落ち着いてから思いっきり遊びまくろう。
そう思った矢先のコロナだ。
後悔先に立たずとはまさにこのこと、1年生のうちに好きなだけ遊んでおけば……と何度思ったことか。
結局、4年生になった現在もコロナは続いており、旅行を含む遊び全般をほとんど経験できなかったというわけだ。
「大学生は1番遊べて楽しい時期」
誰かから聞いたそんな話を信じていたあの頃が懐かしい……。

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そんな私にも、旅行ができそうなチャンスがついにやってきた。
そう、「卒業旅行」だ。
正直コロナが今後どうなっていくかはまだ分からない。
でも学生最後の楽しみだ、それくらいは許してくれ……!という気持ちで、親友と絶賛計画中である。
やりたいこと、行きたい場所を決めて、次に問題になるのは、もちろん「費用」だ。
学生生活最後の旅行、ケチくさいことは言わず思いっきり贅沢してやろう!という気持ちの反面、一人暮らしの大学生のお財布は悲しいことにそこまで裕福ではない。
余談だが、インスタにキラキラしたオシャレなお店での食事風景を頻繁に投稿している同級生を見ると、どこからそんなお金が……?と震え上がるものだ。
自分なりにバイトも貯金も節約も頑張ってるんだけどな〜と思うが、その分支出もあるわけで。
いくら遊びたいと言っても、食費や生活費をおざなりにするわけにもいかない。
そんなこんなで、十分な旅行代を貯めるのもなかなか一苦労なのだ。

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百万円があったら、コロナで我慢し続けたのを取り戻せるくらい、贅沢な旅行を満喫できるのだろう。
速さの新幹線をとるか、安さの夜行バスをとるか……そんな小さなことで悩む必要もなくなるはず。
なんて夢のような世界だ。
私も百万円で日本中を旅行したい。
ディズニーランドにも行きたいし、北海道のカニも食べたいし、大阪でグリコポーズしたいし、沖縄の海も堪能したいし……言い出したらキリがない。
……が、そうは言っても、突然百万円が当選するとか、降ってくるとか、そんなことは到底ありえない。
今の私にできることは、百万円を貯めるくらいの勢いで、必死にバイトに励むこと。
何事も、真面目に、コツコツ積み重ねていくことが大事だと思う。

私のお金が足りずに、卒業旅行が決行できないのではないかと危惧している親友へ。
確かに今は裕福とは言えないけども、バイトと節約頑張って、一生懸命お金貯めるね。
百万円がなんぼのもんじゃい、山あり谷ありコロナありの大学生活を乗り越えた私ならできるはず!
だから、学生生活最後の旅行、絶対行こうね!

このエッセイが、言霊になることを祈って――。