私の2023年の目標は、「自分の人生は自分のもの」というマインドで生きることだ。

2022年は「頑張るって言わない(極力)」を目標にして過ごしてきた。なぜこの目標を立てたかは、ぜひ私のエッセイ(「卒論も就活もあるけど、『頑張るって言わない(極力)』を目標にした」)を読んでいただけると嬉しい。
簡潔に説明すると、頑張らなきゃと思って気負いしすぎてしまった私が、2022年を心穏やかに過ごすために立てた目標だった。昨年は今まで生きてきた中でもかなり苦労した一年ではあったが、この目標のおかげで無理しすぎずに自分のやるべきことをやってこれたように思う。

そんな2022年が終わり、来たる2023年に向けて立てた目標。もちろん、今年も昨年に引き続き無理はしない、気負いしすぎないことも重要だと思っている。
しかし、新年はもう少し活発に過ごしたいという欲が出てきたし、その欲が出てくるほどには精神的な余裕も回復してきている。

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昨年の4月からお世話になっているカウンセラーさんから教わったことの一つに、人間のやる気は3段階あるという話がある。
何に対しても無気力な状態、好きなことに関しては動ける状態、好きなことだけじゃなく、やりたくないけどやらなきゃいけないこともできる状態、という3段階だ。

この3段階を3階建ての建物に例えると、1階にいるときは自分の精神的余裕が底をついていて、自分の好きなこと・やるべきことの両方に対して無気力になっている状態。
2階にいるときは、少しだけ心が回復していて、好きなこと・興味のあることには前向きになれる。だけど、他に関してはまだ体が思うように動かない。少しでも無理をしてしまうとまた1階に降りてしまうことになるから、自分のキャパを考慮しないといけない段階でもある。
3階にいるときは、精神的に余裕があるから自分の好きなことだけじゃなく、多少無理もできるのだという。
この話で考えると、今の私はようやく2階から3階に上がろうとしている状態だ。だからこそ、無理はしすぎないよう慎重に。でも、今まで自分に余裕がなくてできなかった「何かに挑戦すること」を今年はしていきたい。
メンタルが落ちて、他人の目ばかり気にしていた私。そのせいで挑戦することに怯えていた。そんな今までの自分から変わりたい、という思いからこの目標を思いついた。

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自分の人生は自分のものなんだから、好きなことや、やりたいと思ったことにはどんどん挑戦していきたい。そして、他人にどう思われるかとかそんな余計なことにばかり気を取られずに、今の自分を大切にしていきたい。

その目標が1番反映されるのは、私の今後の進路についてだろう。
正直に言うと、今年の3月に卒業見込みの私は、就職先が決まっていない。それを友人や親戚、知り合いに知られることが恥ずかしくてその手の話題は避けたり、「どうするかまだ考え中なんだよね〜」などと言って誤魔化してきた。

実際に就職先は決まっていないし、これからどうなるのかは私にもよくわからないが、実はやりたいことはちゃんとある。それは、エッセイを続けていくことに加えて歌人としての一面を持つことだ。今年はエッセイだけでなく、短歌を詠む歌人としても作品を生み出していきたいと考えているし、もうすでに応募するなどの挑戦はしている。

私が本格的に短歌や短歌の詩集を読むようになったのは約1年半前なので、私はそこそこな、にわか野郎だ。しかし、短歌と出会い、沢山の歌に触れたとき、日本語の美しさや31音に込められる物語にものすごく惹かれた。
はじめは読むだけで満足していたが、昨年の10月頃から自分でも何か作ってみたいと思い、詠み始めた。そうしているうちに、エッセイと同じようにのめり込んでしまった。気づけばつい五七五七七で言葉を考えてしまう。そんな状態になっていた。
これはもう挑戦するっきゃないだろうと、卒論執筆で忙しい時期に考え始めたのをきっかけに、歌人としての一面を持つことを決意した。

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正直言って、私に短歌という道が向いているのかは全くもってわからない。だけど、そんなことを考えるよりも挑戦してみたほうがわかることもあると思い、卒論執筆から解放された今、ほぼ毎日短歌作成に励んでいる。
そしてもちろん、これだけで生計を立てていけるとも思っていないので、そこは自分でどうにかしながら、2023年は短歌にも挑戦していきたい。

また、ここ1、2年の私は他人の目を気にしすぎるあまり、自分の夢や目標を友人に話すことすら臆病になっていたのだが、今年は違う。すでに何人かの仲の良い友人にはエッセイスト兼歌人になるという目標を宣言した。また、かがみよかがみでエッセイを書いていることも伝え、自分のエッセイページのURLまで送った。
特にエッセイは、自分の感情や経験をありのままにさらけ出している為、知られてしまうのが恥ずかしいし、どう思われるか怖いとすら感じている。それでもやっぱり自分が「かがみすと」を続けるにあたって、いつかは友人たちに読んでもらいたいと思っていたので、今がそのタイミングだろう。
短歌に関しては、今年になるかわからないが、いずれは自分の作品を歌集という形にしたいとも考えている。これもいつしか友人たちに読んでもらえたら嬉しいし、モチベになるので目標にしている。

他人にどう思われるか、よりも自分がやりたいことをやっていく2023年。今年は「私の人生は私のもの」という強いマインドをときどき思い出しながら過ごしていくことをここに誓う。