小学校を卒業して17年。
中学校を卒業して14年。
高校を卒業して11年。
短大を卒業して8年。
社会人になってもうすぐ8年。

生まれてから今まで私は数えきれないくらいの人たちとの出会いと別れを繰り返してここまで生きてきた。
私が今までの人生で出会った人数って一体どれくらいいるんだろう。
そんな人との出会いや別れを人並みに何度も繰り返してきた私にもかけがえのない大切な友人が数名いる。

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高校3年間同じクラスでしかも名前もそっくりで、今でも毎月電話のやり取りをしている、優しい中にも力強い芯を持っているMちゃん。
同じ部活で出会って13年の付き合いになる、時には涙を流すくらい私のことを大切に思ってくれ、何でも話せる努力家で笑顔が素敵なAちゃん。
私のダメダメなところも全部知って、本気で心配してくれたり喜んでくれたりする、最初にエッセイが掲載されたことを伝えた同じゼミだった、行動力があって友達思いのKちゃんと、真剣に話を聞いていつも相手の気持ちに寄り添ってくれるMちゃん。

他にも出会って20年以上の付き合いになる気の置けない地元の友人たちに、社会人になった私がひとり旅の旅先で出会った、会ったり話したりするたび刺激を受ける存在のかっこいいYさん。私にとって大切だなと思える存在はいくつも存在するんだなと、友人たちの存在を思い返してみて改めて思った。

私の大切な友人たちとは、そこまで頻繁に連絡を取り合っているわけじゃない。
だけど、ふとした日常の瞬間の中で私は大切な友人たちをいつも思い出す。

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仕事終わりに百貨店に寄り道をした時のこと。
お気に入りの雑貨店に入ると、ちょうど美容家電の特設コーナーが設置されていて思わず私は吸い込まれるように立ち寄った。
洗練されたデザインのシンプルな美顔ローラーやパステルカラーのかわいいスチーマーがキラキラと照明に反射されて輝いているように展示されている。美顔ローラーを手に取った時、大切な友人の1人の顔がぽわんと浮かんだ。
「そういえばAちゃん、この美顔ローラー気になるって前に話してたよなぁ。誕生日プレゼント、これにしようかな」

別のコーナーに立ち寄ると、ギフトコーナーにたくさんのペアグラスや夫婦箸がかわいくディスプレイされていた。淡いピンクとグリーンが丁寧に塗られた萩焼のペアグラスがとてもかわいい。
「Mちゃん、きっとこのグラス好きだろうなぁ。旦那さんと一緒に使ってほしいなぁ」

また別の日も違う雑貨店に立ち寄った時には、ちょうどKちゃんが欲しいと前に話していたバッグを見つけてKちゃんのことがぽわんと頭に浮かんだし、ご飯をいつも美味しそうに食べるMちゃんと一緒に行ってみたいお店を見つけた日にはそのことをLINEしたくなった。
そんな時に不思議と、私の頭にぽわんと浮かんだ彼女たちから、
「もぴ~!そろそろみんなで集まろうよ!」とか、「一緒にご飯食べに行かない?」とかLINEの通知が入ったりするからテレパシー!?なんて、ものすごくびっくりするけど、それ以上にすっごくうれしい。

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ふとした毎日の日常の中で、「この洋服きっと、○○に似合いそうだなぁ」とか、「このハンバーグ、一緒に○○と食べに行きたいな」とか、私の大切な友人たちが私の日常に唐突にぽわんと登場してくれる。思いがけない脳内の登場に自分でもびっくりしてしまうけど、それくらい私にとってみんな大切な存在なんだなといつも感じる。

歳を重ねて大人になっても、何度こすったか分からない学生時代の話を永遠に繰り広げられること。
誰にも言えない恋愛や仕事の悩みをお互いにさらけ出して、それを受け止め合えること。
昔の失敗談を掘り起こしてはみんなでけらけらとくらだないことでひたすら笑えること。

アラサーになった今でもこんなことができる存在ってすごく貴重だ。そして、これが出来る大切な友人たちが私の友人でいてくれることが何より自慢だし、そんな彼女たちのことを私はいつも尊敬している。

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もう、箸が転んでもおかしい年頃はとうの昔にすぎてしまった。
年を重ねてお互いがそれぞれのライフステージを進む中で話が嚙み合わないことだってあると思うし、時には価値観や考え方がすれ違ってしまうこともあるかもしれない。だけど、これからもふとした瞬間にぽわんと登場してくれるくらい大切な存在であることはきっと私の中で変わらないと思うし、変わらないでいてほしいなと思う。そのために、彼女たちにとって「もぴが友達でいてくれてよかった」と思ってもらえるように、友人たちにとっても、自分自身にとってもいつだってかっこよくて恥じない自分でいれるように努力を続けていきたい。