デートで大切なことって何だろう。夜景が一望できる素敵なレストランで食事をしながら、彼との時間を楽しむのも理想的だ。そのまえに、彼とたっぷり話をしたい。どこに行っても何をしていても、彼の顔をしっかり見つめて話をすることが私にとって最高なデートである。事前にプランを立てる派かと言われると、そうかもしれない。相手にリードしてもらうデートも良いけれど、自分が行きたいところに付いてきてくれる彼がいいなあと思う。デートの前に、そんなことを思う私はわがまま女かもしれない。それから、私の話に頷き否定せずに話を聞いてほしい。肯定的な彼となら、どこへ出かけても楽しくて仕方ないはずだ。

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誰もいない海で、話すのが今の理想である。静かなところで彼だけを見て話す。彼の喜怒哀楽をずっと見ていたいし、どんな話をしても笑い合っていたい。他愛無い話にこそ、彼の魅力が詰まっているのだ。ゆっくり彼との時間を過ごすために、話をする。お互いの近状を知りたくて話をする。これは誰にも邪魔できない、ふたりだけの世界だ。
そして「私たちは恋人だから」といって彼を束縛することは避けたい私にとって、SNSの話はしない。誰をフォローしていて、幼馴染の女の子と仲が良くて。そこで私は絶対、嫉妬してしまうから、そんな話はしたくなくて「今」の感情をベースに話したい。
「最近どう?」から話を始めると、些細な彼の変化に見逃すことなく気づけるかもしれない。やっぱり彼の変化には恋人である私が、一番早く気づきたい。
もし彼と、まだ友達関係だとしたら、会って遊んでもデートとはいえないけれど、彼のことが好きというアピールは必死でしたいし、それが自然に出てしまう。隣に好きな人がいるだけで、デートだけじゃ時間は足りなくて、もっと一緒にいたい欲が止まらなくなる。もっと彼を知りたいし、この先の未来も一緒に過ごしたいと願っている自分がいる。最近になってお互い、どんなに嬉しいときも、辛く苦しい時も本音で話せるということが、恋人の証なのだと感じるようになった。この「本音」というのは、難しく時には誰かを苦しくさせてしまう、厄介なものだけど、それを遠慮なく話せる関係は素敵だし、そんな相手がいるだけで自分を誇らしく思えるに違いない。

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「好き」の先を見つめるのが愛だ。あるときドラマで見聞きしたフレーズが私の頭の中を駆け巡っている。好きな人とデートしてわかることがあって、素顔を見つけられるデートがしてみたい。それが知れるなら、場所はどこだって良い。がやがや騒がしい居酒屋でも、誰もいない暗い夜道でも。彼と一緒の時間を過ごせるなら、それ以外は何も求めない。好きな人といて、話すことができるだけで私は十分だ。
そう思う中で、観覧車に乗って夜景を見ることはデートで叶えたい夢のひとつである。大都会の夜景を一緒に見てみたい。隣に彼がいて、夜景を見渡していたら言いにくい本音だって溢れていくだろう。それでいい。どんな形でも彼の素顔を知ることができたのなら、私には何もいらないと思うくらい、彼は私にとって永遠の光である。これから先、彼と一緒に二人だけの星を探しに行きたい。その星を見つけることができたのなら、私たちは永遠の愛で結ばれるのだろう。
雑誌に掲載されているデートスポットにたどり着けなくても、ただ彼といられるだけで私は最高に幸せだ。水族館デートもカフェデートも、キラキラしている。そのなかで私と彼の二人が輝いていれば、それでいい。お家でゲームをして語り合うのも、のんびりした時間のなかで彼の新しい一面を知れたら、それはとても贅沢な時間だ。彼と一緒に、同じ空間で時を過ごす。それが私にとって、唯一無二の最強デートなのだ。