私のことをよく見ていたら分かるだろう、人には突っ込まれたくない癖は…。

小学1年生から中学3年生までの約10年間、私はピアノを習っていた。
ピアノを弾く時は爪が鍵盤に当たらないように、爪を伸ばすことができない。
だから、いつも爪を短くしていた。

その習慣から、ピアノを弾かなくなった今でも爪が伸びた状態は手に違和感があり、伸ばすことができない。
ハンドネイルをして、指先を可愛くしたいという思いはある。
それでも、やっぱり手の爪は短い方が落ち着く。

◎          ◎

昔から、手の爪の表面のツルツルを触る癖がある。
それが爪が伸びた状態だと、より頻度が多く触ってしまっているのが自分でも分かる。
ネイルをすると尚更、爪の表面のツルツルがもっとツルツルになって、強調されるので気になって仕方ないから良くない。
短く切り、爪の表面積を小さくしている方が触る癖は減る。

そういえば、私は自分の爪の表面を触る癖がつく前に、幼い時は、母親の爪の表面のツルツルを触るのが好きだった。朧げに、母親の指先や爪を触って、安心感を得ていたような記憶にある。
私の変な癖は、そこが原点なのだろう。

考え事をしている時などは、手を口に当てていることが多い。
無意識にだけど、その方が考え事に集中できる気がしている。
その時、爪のツルツルの表面を唇に当てていることもある。
そうしていると、安心するんだろうと思う。

◎          ◎

私はなぜか、爪の表面のツルツル感が落ち着くのだ。
昔は、私のその変な癖を父親に注意されたのは覚えているけど、大人になった今でもその癖は直っていない。

なんだろう、他のツルツルした物とか代わりの物を触っていれば落ち着くってことでもなくて、自分の爪の表面のツルツルが良いんだ。それが落ち着くんだ。

多分、私を見ていたら変な癖だなと直ぐに周りの人は気付くだろう。
夫にはまだ、指摘をされていないけど。みんな言わないだけで気付いているんだろう。私のこの変な癖を。
と思うけれど、なかなか無意識にしてしまっている変な癖を直すのは難しいなと思う。

その変な癖はやめれるのならやめた方が良いんだろう。人にはあんまり見られないように、知られないようにしたいと思っている。
その爪の表面のツルツルが気になる癖をやめれたら、爪を伸ばして可愛いネイルをしたいと思う。