先日友人と、蛙化現象の話をしました。
蛙化現象とは好きだったはずの相手のことが何らかのきっかけで生理的にムリ状態になってしまうことです。

この、「何らかのきっかけ」は多岐にわたりまして、食べ方が汚い、店員さんに対して横柄な態度を取る、ペットボトルの飲み口を咥えるように飲み物を飲む、私服がダサい、などが挙げられるそうです。辛辣です。

友人から、「フードコートで空席を探してトレーを持ってキョロキョロしている様も蛙化の一助になるんだって、(ありえなくない…!?)」ということを聞いた私、「えー!やば!まじで!?」と同調しつつも己の蛙化ポイントに思い当たる節があるありました。

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フードコートキョロキョロでは蛙化まで至らないのですが、ディズニーで右往左往は(もしかすると)蛙化になってしまうかもしれないな、と。
ディズニー不慣れなんだ。なんで私を連れてきたん…?って興ざめしてしまうのです。

実は私、そもそもディズニーランド、ディズニーシーにあまり興味がなく、最近はチケット代の値上がやコロナ禍も後押しして、気づけば4年程ディズニーエリアに足を踏み入れていません。(ディズニー映画はあまり詳しくないが人並みには好きだと思う。ディズニーストアはあれば足が向いてしまう。)

小さい頃から数えてもそんなにたくさん行ったことがないからか、ディズニーランド知識も乏しいですし、アトラクションもあまり楽しみ方がわかってません。(ただし、ディズニーシーではしご酒はやってみたい)

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ディズニー好きの友人が誘ってくれて行く分には問題ないし心躍らせて行くのですが、交際しているからという理由で相手もさほど詳しくないくせに、通過儀礼のように行くディズニーには一抹の不安があるのです。

この不安を抱えたまま行き、ディズニーで何らかの事情で右往左往してしまう出来事が発生してしまうと、なんとも虫の居所が悪くなってしまうのです。そして、「ディズニーは私とじゃなくて友だちとくればよかったのに」って思ってしまうのです。

そもそも、ディズニーや旅行は交際している相手と行くよりも、気心の知れた友人と行く方が圧倒的に楽しいだろ、という考えなんですよね。

だから、あえて非日常の未知なものに無理して飛び込んでしんどくなるよりも、自分の好きなものや相手の好きなものの範囲内で時間を共有するほうが素敵なんじゃないか、と思っている考えでございます。例えばドンキホーテをうろついたり、サイゼ飲みしたり、ツナ缶に何が一番合うか実験したり、千切りどっちが上手いか勝負したり…。

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ちなみに私がディズニーで一番好きなアトラクションは、チップとデールのジェットコースターです。今もあるアトラクションなのかは不明ですが、最後に行った姪っ子とのディズニーでおそらく10回くらい乗ったことがきっかけで好きになりました。

蛙化現象、勝手に人の評価をしているという意味ではあんまりいい言葉ではないし、蛙化現象の脅威に曝されているカップルは大変だな…と同情してしまいます。
相手の悪いところに目を向けるのではなく、素敵なところに目を向けられる器の大きい人になりたいものです。