口を開けば「暑い」が飛び出してくる今日この頃(7月下旬)。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

こんなときは次の季節のことを考えて少しでも涼やかな気持ちになりたい。でも秋が来たらすぐに冬になっちゃうのも困りものなんだよな……道民なのに寒がりな私にとって、冬は大敵なのだった。クリスマスシーズンは大好きだけど。

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冬のことはさておき、秋である。
いの一番に出てくるのは「かぼちゃ」。身内や友人からだけでなく、ネット上で繋がっている方々からも「かぼちゃ好き」の三谷で通っているところがあるくらい、口を開けば「かぼちゃ」が飛び出してくる(序盤と矛盾していない?)。

世間的にも芋・栗・南瓜の三種の神器が盛り上がりを見せ、各メーカーや飲食店で続々と限定商品が登場していく。その様子を毎年自分の足やSNSでチェックし、かぼちゃが活躍している姿に安堵するのだった。

とはいえ残念ながら全てのかぼちゃ商品を食べることはできない。そのため、黄色で埋め尽くされたSNSを見るのが段々苦しくなっていき、最終的にアプリを閉じるまでがデフォルトである。カフェ巡りをされている方々のほうが、きっとかぼちゃスイーツを食べている数は大いに違いない(悔しい)。

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しかし、かぼちゃそのものの消費量はなかなかのものだと自負している。
昨年を振り返ってみると、1玉消費するごとにもう1玉追加という”わんこそば”方式で、ほぼ常にかぼちゃが冷蔵庫に入っていた。

我が家で購入するだけでなく、毎年親戚が知り合いの八百屋さんから購入した立派なかぼちゃを送ってきてくれる。その甘さは随一で、毎年「甘っ」と新鮮に驚くくらい他と一線を画す品種なのだ。

さらに、私のかぼちゃ好きを聞きつけた夫の知り合いのかたが、家庭菜園で収穫したというかぼちゃをおすそ分けしてくださった。私のいないところで私のかぼちゃ好きが広まっている……いやいや、ありがとうございます。美味しいかぼちゃでございました!

ということで昨年は、購入品や戴き物などを駆使してかぼちゃ祭りを連続開催したのだった。

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私1人なら永遠に煮物やレンチンでも飽きなかったりするのだけど、夫が飽きてかぼちゃを嫌いになってしまうと悲しいので、かぼちゃ特化のレシピ本を活用。その結果新たな一面を知ることができ、私としても大きな収穫となった。

甘辛くしてもいいし、カレー粉で炒めても美味しい。もちろんかぼちゃのカレーライスもホクホクとろりな甘さが素晴らしいし、一方でクリーム系も抜群に合う。

マッシュにするだけでも美味しいし、クリームチーズなどと和えてサラダにすると最高なものが出来上がる。あるいは伸ばしてポタージュにするも良し、片栗粉と混ぜて「かぼちゃもち」にするのも良し。マッシュ以外でもブロック状や薄切りといった切り方の違いで表情もグッと変わる。もしかして、かぼちゃって万能選手では?

8月後半から9月後半までの1ヶ月間の消費記録が残っていたのだが、合計4玉だった。単純計算で週に1玉である。

これってどうなんだろう。いっぱい食べていると思っていたけど、数字にするとそうでもないような気もしてきた。各ご家庭のかぼちゃ事情がわからないので、もしかすると井の中の蛙状態だったりして……。

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しかし一応申し上げておきたいのは、昨年はスイーツを作らなかったはずなので、全てを三食のどこかで使用したということ。かぼちゃケーキやプリンだと一気に消費できると思うのだけど、その手は使わずに4玉はそこそこ多いんじゃなかろうか。

ただ、今年はスイーツにも挑戦してみたいという機運が高まっている。

以前相互フォローのかたにケーキのレシピを教えていただいたことがあるし(作れずじまいて心苦しかった)、先日SNSで牛乳・卵の3つでできるケーキ(しかもレンチン!)を発見した。

技術的にスイーツは買ったほうが美味しいだろう(それは食事も一緒だけど)と思っているのもあり、ほとんど自分で作ることはない。しかし自分で作ることによって、また新たな魅力に気づけるかもしれない。卵の価格高騰がネックだが、一度は挑戦したいところだ。

書いていたらかぼちゃが恋しくなってきてしまった。昨晩も食べたけど、今日もサブおかずとして出してしまおうっと。