SNSはハマりすぎるとしんどくなる一方、ちょうどいい深さで漂えているとプラスの影響を与えてくれると思っている。

それは、自分の行動力を上げてくれるということ。

私はよく食べ物関係の情報を探しているのだが、公式や他のユーザーの投稿を見て新メニューだったり既存メニューだけどこれまで知らなかったものだったりをキャッチし、普段の買い物や外食時の参考にさせてもらっている。

このように、ただ見るだけでも効果は高いが、自分が投稿する側になることで行動力はさらに増していく。わかりやすかったのはInstagram。以前カフェ巡りのアカウントを数年間稼働させていたのだが、食べ物や飲み物のおしゃれな写真を定期的にアップしようと頑張っていた。

Instagramにアップできるからという大義名分を1つ加えることは自分にとって大きかった。なぜなら食べることやカフェ巡りは元々好きなものの、1人だと”もったいない”という思いが強くなり、一歩踏み出せないことが多かったのだ。

行きたかったお店に行きやすくなり、おしゃれな写真を撮れて、そして美味しい食事が楽しめる。そして投稿していくことで自動的に備忘録となり、雑多なカメラロールを見るよりもすぐに知りたい情報にたどり着けるのもありがたい。難点と言えば懐が寂しくなるくらいである（割と致命的）。

このアカウントはコロナ禍に入ってカフェに行けなくなったのを機にフェードアウトしてしまっている。しかし久々に遡ってみたところ、自分の行動の記録ながらキラキラして見えることに驚き、それと同時にちょっと切なくもなった。キラキラを取り戻すべく、またぼちぼち投稿したいかもと思ってみたり。

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ザ・SNSとは離れるかもしれないが、現在はnoteが私のホームのようになっていて、そこも行動のきっかけを与えてくれる存在になっている。

文章を書くのが好きなのもあってかInstagramやTwitterよりも相性が良い気がしていて、他のSNSよりも「スキ（いいね）」やコメントをいただけるのが嬉しい。それによってまた投稿したい！ という気持ちが高まり、日々ネタを探しながら過ごしている。

手前味噌ながら、私の記事の中で比較的読まれている感じがするのは食べ物関係の話。食べることが好き、というか半ば執念に近いものがあるので自然と熱が入っているのかもしれないが、私自身も書くのが楽しいのでそれを快く受け取ってもらえているのは非常にありがたい。

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しかし食べることが好きと言いつつ、外からのプッシュ要因がなければ同じものばかり選んでしまいがち。買い物に行って面白そうな商品を見つけても結局やめてしまうことも多い。そこで伝家の宝刀「noteで書けるかもよ？」である。

美味しい商品だったらみなさんにおすすめできるし、そうでなくても経験は一つ増える。これを買わなければ好きなのが買えたじゃん……と思わなくもないが、こんなに色んな商品があるのに冒険しないのももったいない。最近は特にそう思うようになった。

人生は一度きりだし、いつ何が起こるかわからない。そしてありがたいことに街を歩けばたくさんの商品があり、買おうと思えば買える価格帯のものも少なくない。

今まで当たり前のように「食べてみたいけど次の機会に……」と後回しにし、美味しいとわかっている商品ばかりを手に取ってきた。しかしそれは明日も明後日も健康な身体でいられている前提のもと成り立っている思考。それって自分や世界を過信しすぎじゃないだろうか……世界って急に壮大になりましたけども。

私の場合は価格帯だけでなくカロリーがネックになることも多いのだけど、今後はもっと「食べたい」という気持ちを優先していきたい。そして食べられた喜びや商品のおすすめポイントなどを文章にして誰かにお伝えできたら、食べたときと同様、あるいはそれ以上の喜びが生まれるだろう。

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今回は食べ物に焦点を当てたが、他のカテゴリにも気になっていながら試せていないものがたくさんある（コスメとか、お洋服とか）。生きているうちに、そしてトキメキが消えないうちに色んなものに手を伸ばしていきたい。時にSNSを大義名分にしながら……。