中学に入学する前、私は英語が全く理解できなかった。
小学校で簡単な英語の授業はあったものの、会話に特化した授業で、ネイティブの先生とゲームを通して英語に触れ合う目的の授業だった。
そのため、文法に関しては全く触れておらず、単語の綴りであったり、冠詞だったりについては全く理解できない状態であった。

そんな英語の落ちこぼれまっしぐらだった私が、今では仕事で英語を使わない日はないという企業勤めをしている。
中学生になり、英語を話したいという夢を抱いた時から、今日の私に、道は繋がっていたのだと今振り返って思う。

◎          ◎

中学生になり、アメリカの小説の世界に憧れて、英語を話せるようになりたいと思った。
最初は ストーリーの面白さに惹かれたのだが、何度か読み返し、小説の世界観にどっぷりはまっていくうちに、洋書には原作があるということに気づいた。そこで 原作を英語のまま読んでみたいと思うようになった。

中学2年生の時にアメリカへ海外旅行をすることになった。それは私の初めての海外旅行である。
小説の舞台であるアメリカへ行くことに興奮していたが、忘れずに本屋さんにて原作の本を買うことができた。

この時はまだ語彙力や文法がわからないため原作の小説を読むにはかなりの時間がかかった。内容は日本語版でわかっているため、 なんとなくは読むことができた。
その時に、日本語に訳されたものと原作とでは主人公の性格が違うように感じて面白かった。

◎          ◎

中学で授業を受けているうちに、やがて留学をしたいと思うようになった。
留学をして、小説の舞台に登場するカフェテリアや風景を感じ取ってみたくなり、アメリカで生活をしてみたいと思った。

最初は1週間の交換留学のようなものに応募して、憧れのアメリカの学生生活を経験した。それによってさらに英語を頑張りたいという気持ちに火がついた。

そして、大学生の時には半年間留学した。
その時はアメリカの生活への憧れではなく自分の英語のさらなるスキルアップを目指してのことだった。

◎          ◎

大学時代や社会人になってから思うのだが、1年留学した人に比べたら、英語の発音も文法の理解もリスニング能力も足りない。
もう少し勉強したかったなと思った。
何よりも英語ネイティブのようにペラペラ話せる人と自分を比べて、ネガティブな気持ちになってしまうことが良くないと思う。

今は英語の資格試験の点数を伸ばしたいし、 仕事を通じてさらに英語に磨きをかけ、キャリアのために海外で働きたいという新たな目標を持っている。

今では一人で海外出張にも行き、共通言語の英語を話す能力を手に入れたことで、世界中のパートナーと仕事をするようになった。
中学生になる前の、英語に触れ合う前の私からすると全く想像できない世界だ。
様々なバックグラウンドを持つ人と仕事ができるため 充実した生活を送っている。中学生の時に英語を話せるようになりたいと思って本当に良かったと思う。