私は2020年から2021年にかけて、かがみよかがみでエッセイを15本書かせてもらった。
不登校、短大の中退、精神疾患、発達障害、仕事ができない続かない、恋愛で感じた事……。一般的な「レール」に沿った人生を順調に歩んでいる人とは少し違った内容のものが多い。破茶滅茶だと自分でも思う。

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初めて書かせてもらった時から3年が経ち、22歳から25歳になった私の生活にもたくさん変化があった。
まず、「孤独なコロナ禍。いつどこで誰と出会うかわからない。私は彼と会えた」で書いた彼氏とは2022年の2月にお別れをした。
お互いの実家を行き来したり、デートを重ねてそれなりにうまくいっていた。
恋愛初期の熱が冷めたのもあるけれど、私が精神疾患で働けない事に罪悪感を持っていたし彼ももう支えられないという感じで最後に電話をして話し合って別れる運びとなった。出会って1年半、付き合って1年だった。でも、この恋愛はとても幸せで豊かな時間を過ごせたと思う。

彼氏と別れてから半年ほどは自分を磨くために読書をしたり、運動をしたり、美術館に行ったり、アロマの資格を取得するなどして過ごしていた。

そして、今は実家で家事をして生きている。仕事が出来ないことに変わりはない。
2022年の11月に難病が発覚してしまった。

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8月の終わり頃、顔と首に発疹が出て発熱と腹痛が酷い日々が続いた。内科に行ったら、炎症の数値が高いということがわかった。原因がわからないまま処方された薬を飲んで2週間。少し数値が下がったものの分からないまま体調が優れない日が続いた。

11月に母に近くの別の病院へ行くことを勧められ行った。
するとそこの病院の先生に「左腕の脈がないから、思い当たる難病の可能性がある」と言われ総合病院を紹介してもらった。
すぐに総合病院へ行って検査を受けるとやはりそうだった。
ここでは病名は伏せさせて頂くが、全国に7000人程度の患者がいる動脈の難病。
私の場合は結構炎症が進行していて上半身がほぼ病魔に冒されていた。このまま治療せずにいると数年以内に死亡すると言われた。

それからすぐに入院し治療を受けた。1ヶ月半の入院で12月末に退院。それからは毎日複数の薬を飲み、免疫を抑制する自己注射を週に一回するという生活が続いている。
病気の症状も、左腕が痺れたり痛くなったりしてしんどい日が多い。

服用している薬にはムーンフェイスといって顔に脂肪がつきやすくなったり、ニキビが出来たりと誰にとっても嫌な副作用がある。
顔に人一倍執着がある私にはすごく辛いもので、日々膨れて別人のようになる顔に絶望した。

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そんな闘病生活の中、父が今年6月に脳梗塞で仕事中に倒れた。父も6月から7月にかけて入院をし、幸い今は症状がなく仕事に戻れる話も出ている。

父が倒れた事により母が一馬力で働いていて、私も早く働かなきゃと焦ってしまい、元々悪かった精神状態が更に悪化した。

ついにどん底になり8月に自殺未遂をし、父に助けてもらって一命を取り留めた。通院している精神科に入院するかという話も出たが、そんなタイミングで主治医がコロナになってしまいその話もなくなって精神薬を飲みながら自宅で療養している。

そんな生活の中かがみよかがみの存在をふと思い出し、久々にサイトを開いてみた。
私が書いた「好きな男性でも、オスになる瞬間に対して『恐怖感』を持ってしまう私」というエッセイがかがみすとランキング3位になっていると表示された。

以前自分の書いた文章が人々に共感をして貰えているのかもしれないと思うと、嬉しかった。

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「あの頃は色々あったけど、健康で若くて身体も元気だったんだなぁ」と今は思う。

今後の人生は正直に言って不安と絶望感で一杯だ。
歳ばかりとって身体も健康ではなくなり、お金と将来の心配もある。
両親がいなくなったら私はどうなるんだろう。歳の離れた弟には負担をかけられないし。

不安だらけの毎日。それでもご飯を食べて薬を飲んで、家事をして通院をして生活をしていかなければならない。

またいつか笑える日は来るのだろうか。