先日、男性と2人で飲みに行って、終電を逃した。
どうにかなりようがない男友達と逃したのを除くと、4年ぶり2度目の出来事だった。
ちなみに、4年前はどうにもならずに終わった。朝まで飲み屋さんをはしごして、最後に吉野家で牛丼を食べて、始発で帰った。相手が10歳くらい年上で、当時の私に男性経験が無いことを知っていたから、軽率にホテルに誘いづらかったのだと思う。
では、今回はどうだったのか。もう大体予想はついているかもしれないが、一応読んでいってほしい。

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相手は、大学時代の友達の紹介で出会った人だ。友達にとっては職場の先輩で、25歳。私と同学年だ。
この日は私の仕事の都合で、ちょっと遅めの21時半くらいから飲み始めた。会うのは確か、4回目くらいだったと思う。
顔は全然悪くないんだけど、背が小さくて、多分結構奥手な感じの人だ。過去に付き合った人数は1人、と言っていた。
(本題から外れるが、相手が男であるか女であるかは関係なく、付き合った人数を聞くと、「じゃあ経験人数は?」と聞きたくなる。だからどうということはないから、聞くべきではないし、聞かないんだけど)

私はその友達に背が低い男の子が好きだという話を散々しているため、紹介してくれたのだと思う。奥手な感じと言っても、度を超えてオドオドしているとか、挙動不審だとかいうわけではない。特別ダサい感じでもない。話し声は小さめだけど、店員さんは私が呼ぶより先に呼んでくれる。なので、そこは別に問題ではない。むしろチャラついた人が苦手な私にとっては好都合なくらいだ。

問題は、可愛すぎるところなのだ。
この「可愛すぎる」は、「きゃわたんすぎてしんどい!」的なやつではない。一般的に、客観的に考えて、可愛すぎる。話していると、毒気のない可愛い女の子といるときみたいな気持ちになる。素朴だけどわりと可愛い顔立ちで、性格は控えめ、友達もおとなしいタイプが多くて、茶髪があんまり似合わなくて、小柄で、友達から誕生日にもらったクリニークのチーク以外で持っているコスメは全部プチプラ、みたいな女の子。そんな女の子が実在するのか、実在したとしてそれは本当に「毒気がない」子なのかどうかはわからないが、体感としてはそんな感じの子と話している気分になる。

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まず、ボケ方が可愛かった。彼は猫を飼っているのだけれど、窓を開けたまま寝ているから泥棒が怖い、みたいな話のときに、「でもうち、猫いるから」とか言ってきて、猫じゃ番犬がわりにはならないでしょ、みたいに返したら、「うちの猫、巨大化するから笑」とか言って。可愛いボケ方だ。全然面白くはない。でも、可愛いから許せるタイプの面白くなさ。
使ってくるスタンプも可愛い。手描きっぽい風合いの、無名な猫のスタンプ。普段LINEする女友達は面白寄りな子達ばっかりで、ふざけたスタンプばかり目にしているので、余計に可愛く感じる。
で、誤解しないで欲しいのは、ここまでの文章が「付き合えそうな男の可愛さ自慢」ではない、ってことだ。
なんか、可愛すぎて、2人でいても男女って感じにならない。ちなみに、私の方が手も大きかった。それも、わずかに、とかじゃない。明らかに私の方がデカかった。
終電の時間が過ぎるまで、彼が教えてくれたバーにいて、その後近くのカラオケに移動した。このカラオケ屋で案内された部屋に、バカでかい窓があったのも敗因(?)だったかもしれない。朝までそのカラオケにいたにも関わらず、本当に何も起こらなかった。手すら繋がなかった。

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え、そんなことある? 今年25歳になる男女が、一応付き合うかもしれない前提で会ってるのに、そんなことある? 
多分、私のせいでもある。やっぱ私、デカイし。身長は普通だけど、ガタイが良い。肩幅が広すぎて、カナヅチなのに「水泳やってた?」と聞かれたことがあるくらいには、ガッチリしている。それが余計に彼の可愛さを際立たせてしまっている気もする。

そんなわけで、2度目の終電逃しの末、私はド健全帰宅を果たした。この段階で関係を進めることに億劫さは感じていたから、それで良かったのだけれど、大人なんだから大人らしいことが起こっても良くない?とも思う。

私がもうちょっと弱々しくて可愛らしかったら、そういうことも起こっていたのかな。でももしそういう女の子だったら、今よりも大変なことも多そう。無駄に舐められたり、わざとぶつかってくるタイプのおじさんにぶつかられたり。なんにせよ今世はこの肩幅で生きるしかないのだ。この強そうなガタイを生かして、平和に生きていこう。